ブレインパッド創業時より、大量データの活用促進を通じて
①労働人口が減少する日本の喫緊の課題であるホワイトカラーの競争力(生産性)の向上
②さらには、精度の悪い意思決定が生む無駄を抑えることによる世界の持続性向上
を実現しようという想いを持って今日まで取り組んできました。
その想いはいまだ十分に成し遂げるには至っていない一方で、世界中で新興国が台頭し、競争力向上の必要性と緊迫度はさらに高まってきています。創業の頃には、日本も「失われた10年」からようやく立ち上がれるかというかすかな希望も感じる事ができましたが、結局はそのままに20年が失われ、今や薄明かりさえ見えないように思えます。
このような状況下で、当社は創業7年目を迎えます。“7”という数字は、当社にとってロゴにも刻まれた象徴的な数字であり、1つの区切りの数字です。「創業期」として仲間を募ってきたステージを終え、今の人的資産をベースに本格的な事業創造を行う「成長期」へと突入します。ただし経営環境を考えると、これからの7年は生き残りをかけて葛藤した「創業期」以上に過酷で難しい舵取りが必要になる事が予想され、安直に「成長(期)」という言葉から想像されるものとは全く違うものになると考えます。すなわち、新興国の発展に伴いより激しくなる国際競争に加え、国内で進む労働人口の減少と団塊ジュニアの中年化(続々と40代に突入して社会的に重要なポジションに就く一方で、ある種の保守化や能力低下が年齢的に始まると予想されます)など、日本のホワイトカラーの競争力を問う意味では、待ったなしの環境変化が続いていきます。この先行きの見えない困難な状況での挑戦という意味では、「第二創業」という表現が適切でしょう。
ベンチャー企業にとって、変化は機会です。私たちは70人を超える「仲間」という最大の資産と当該事業分野での先駆者としてのトラックレコードを持って、この巨大なビジネスチャンスに「第二創業期」として臨むことができます。当然、大きなチャンスには、大きな挑戦が必要です。
そして登る山が異なれば、必要となる装備も変わります。私たちには、新しい挑戦のためにこの7年間に得た多くのものについて痛みを伴いながら捨て去り、新しく必要となるもの、より望ましいものを身につけていく覚悟が必要です。きっと求められるものは、“順応”よりは“進化”であり、決して楽とは言えないプロセスとなることが予想されます。
これらの代償を払ってでも私たちが得たいもの、作り出したいもの、それは“希望”です。
「日本の企業がまだまだ通用するということ」
「世界を子孫の代に残せるということ」
「飢えをなくし、戦争をなくせるということ」
そしてなにより、
「世界は変えられるということ」
私たちは、データや分析を万能視するつもりはありませんが、これらの実現可能性をあげていく上で不可欠な技術である事には絶対の自信を持っています。私たちの活動は、間違いなく「その未来」につながっています。そして、そのような予感と実感の小さな積み重ねから、新しい未来を信じる人が増え、実際に世界は変わっていくのだと信じています。
そんな大きな挑戦のため、まだ見ぬ景色のために険しき道を進むことを厭わない、「変化と成長を楽しむ」ことができる仲間を募りたいと思います。
2011年月2月
株式会社ブレインパッド
代表取締役