【後編】企業のDXを推進する「DXコンサル」とは?

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DXコンサルティングを受ける際の注意点

DXについて外部ベンダーのコンサルティングを受け、プロジェクトを成功へ導くためには、受け入れ側の準備が必要です。ここでは、注意点を3点にまとめて解説します。

DX推進には経営層のコミットが必須

DXはビジネスモデルの変革であり、組織づくりや人材戦略を伴います。そのため、経営層が深くプロジェクトにコミットし、担当チームへ適切な権限付与を行うことが不可欠です。

DX推進は自社の変革を伴う、プロジェクトであることから、複数の部門やチームの間で軋轢が生じ、計画推進に支障をきたすリスクもあります。「組織の壁」を超えてDXを実現するためには、CEOやCTOなどトップのリーダーシップと覚悟が必要となります。

トップダウンだけでは動かない「抵抗勢力」への対処方法

トップのコミットメントが不可欠とは言っても、変革による「痛み」の前に抵抗が出ることはある程度避けられません。利害関係が錯綜する中で、DXの実現によって業務や組織を変えることに対して経営層と現場、あるいは部署同士の摩擦が発生する可能性はいつまでもつきまといます。

この際、経営層や現場のさまざまな利害関係者の意見を集め、自社の課題や向かうべき方向性を共有する作業が大切です。課題の共有を通じて「だからDXを進めなければならない」と利害関係者がDXへの当事者感を持つことができれば、経営層の判断にも納得感が生まれます。

経営層のコミットメントや関係者間の合意形成については、以下の記事をご覧ください。

【関連記事】【後編】DXの成果は「課題の自分ゴト化」と「トップのコミット」で決まる~全社一丸となって取り組む合意形成・協力体制の作り方~

自走できる状態まで伴走してくれるコンサルの選定

外部のベンダーやコンサルタントの力を借りるとしても、最終的には自社のメンバーが中心となってDXに関する議論や、実際のオペレーションを回していける状態になることが理想です。この状態へ持っていくことを目的としたコンサルティング会社を選ぶことが重要です。

具体的には、構想策定から関与してくれて、しかも先端IT技術への造詣が深く、開発力のあるベンダーが望ましいと言えます。単なる開発ベンダーではなく、また絵を描くだけのコンサルティング会社でもなく、両方にコミットしてくれるのがDX推進のベストなコンサルです。

また、ユーザーが自ら考えてオペレーションすることを考慮して、使いやすいUI・機能の構築、必要な知識・情報の提供を定期的にしてくれるかどうかも判断ポイントに入れた方がよいでしょう。

実際のDXコンサルティング事例

DXコンサルティングのイメージを持つために、実際にブレインパッドが実施しているコンサルティング事例についてご紹介します。

ベンダーとの「ワンチーム」で合意形成をサポート

社外のコンサルタントに戦略策定からソリューション導入、導入後の運用計画策定と実施まで、すべてを任せきりにしてしまっては、DXを達成できる可能性は高くありません。クライアントのコミットメントがないと、外部ベンダーは事業モデルや組織改編を含む踏み込んだ提言を行うことは難しく、結果としてシステム開発や分析結果の提供など、成果物を納品するだけで終わってしまい、その先にあるビジネスの変革にはつながりにくいからです。

ブレインパッドは、データ分析や活用/分析基盤の構築など技術的な対応はもちろん、それ以前の戦略策定段階からコンサルティングに関わることも多くなっています。具体的な要件が固まる前から支援を開始することによって、クライアントと課題やゴールを同じ目線で共有しやすいからです。

社外のコンサルタントと認識を共有することを意識して体制づくりや情報提供、ミーティングの場を設定すると、クライアントとベンダーの垣根を越えて「ワンチーム」でビジネス変革に取り組むことができるのです。

ワンチームで取り組むコンサルティングについては、以下の記事をご覧ください。

【関連記事】ベンダーとのワンチームで“トランスフォーメーションの壁”を突破する

エンジニア・非エンジニア双方に人材育成用研修サービス提供

ブレインパッドでは、データサイエンティストを育成する講座を始め、DX人材育成用の研修サービスを提供しています。DX文脈で育成すべき人材を「DX推進者」「一般スタッフ」「データ分析実務者」の3種類に分類し、それぞれに対して、各企業に求められるレベルのスキル・知識を提供できるような企業ごとのカスタマイスサービスとなっています。

ブレインパッドの研修サービスの特徴は、非エンジニア層にも全社的なDXを推進していくためには、データ分析スキルが必要であるとの観点から、サービス対象者を広く設定している点です。経営層やプロジェクトリーダーのようなDX推進者は、先端技術やデータ活用に関する知識を踏まえて、事業モデルを運営する必要があります。エンジニアではない一般スタッフも、データ活用スキルを身につけて効率的に自身のタスクを実行するとともに、必要な場合には外部のデータサイエンティストなど専門家の力を借りるなど、DXプロジェクトをディレクションすることで業務の質を高めることが求められます。

詳細は以下の記事をご覧ください。

【関連記事】DX時代に不可欠な、データ活用人材を育成するコツとは~累計4万人以上の育成経験を通して見えてきたこと~

マーケティング・基盤構築・画像解析……広範囲にわたる支援事例

機械学習やディープラーニングの活用事例は幅広く、ブレインパッドでも業務効率化から顧客属性や嗜好に合わせたマーケティングの最適化、データ分析のための基盤構築、将来予測などデータ活用に纏わる幅広い実績があります。

データ活用スキル研修を通じた人材育成、活用したい技術や戦略が固まるより前の段階におけるテーマ選定や戦略策定、実行計画策定なども手がけています。DXに興味と危機感を持つお客様に深く入り込み、その実現を目指すお手伝いをコンサルティングと技術的支援の双方から実行しています。

ブレインパッドの提供サービスについては、以下のページをご覧ください。

【関連情報】ブレインパッドの提供サービス

まとめ

クライアントの課題とゴールについて利害関係者からヒアリングを行いながら整理し、全社的なビジネス変革の実現可能性を高めることがDXコンサルの仕事です。受け入れる企業は、可能な限り事前に長期的・短期的な課題とゴールを洗い出し、コンサルに自社と同じ目線で認識を共有してもらえるよう配慮する必要があります。

デジタル技術の進化やコロナ禍を受けて、DXはひとつの流行り言葉のようになっています。しかし、技術の目新しさや急激な事業環境の変化に惑わされず、外部のコンサルと「ワンチーム」で汗をかきながら困難に立ち向かう泥臭さこそが、DX実現へ突き進む推進力となるのです。

DXの本質について改めて知りたい方は、こちらの記事もぜひご一読ください。

参考

WRITER執筆者プロフィール

株式会社ブレインパッド

DOORS編集部

ブレインパッドのマーケティング本部が中心となり、主にDXにまつわるティップス記事を執筆。また、ビジネス総合誌で実績十分のライター、AI、ディープラーニングへの知見が深いライターなど、外部クリエイターの協力も得て、様々な記事を制作中。

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