事例

グレインジャー(W.W. Grainger, Inc.)

  • 卸売・小売・流通業
  • 消費者の動向検知

グレインジャー(W.W. Grainger, Inc.)

事例のポイント

ハリケーンによる災害時に被害者の声をSNSを活用して「どこで」「何が」求められているのかを特定した
SNSから特定したデータを配送センターに連携し、数千人の住民に災害救援を提供した
赤十字社から災害救援活動強化の重要パートナーとして正式に承認され、将来の非常事態への準備を改善する社会的価値ある役割を果たしている

 

グレインジャー(W.W. Grainger, Inc.)のご紹介

W.W. Grainger(Grainger)は、1927年に設立された、米国イリノイ州レイクフォレストに本社を置く、事業者向け間接資材(MRO)のBtoB販売企業である。主に北米、日本、欧州において、MRO製品およびサービスを提供している会社です。
北米を代表する保守、修理、運用製品(MRO)の幅広いサプライヤーであり、Graingerが事業を展開しているMRO市場の推定規模は2,900億ドルを超える大規模市場であり、北米、日本、欧州に集中している。Graingerはこれらの市場で4%のシェアを持ち、さらなる成長の機会があると推定している。

グレインジャー(W.W. Grainger, Inc.)社が抱えていた課題

課題の背景

2017年8月に米国テキサス州に上陸したハリケーン・ハービーは、同国史上最大の社会経済被害をもたらしました。その被害の全貌が見えていない中、ハリケーン・イルマがフロリダ半島に上陸し今度は大量の住民避難に関して多くの問題点を露呈する事態を招きました。
これら被害地域の住民においては、ポータブル発電機の有無は生死に関わる問題でもありました。
発電所を有する電力会社などにとっては、このような危機的状況下において、何千もの悲痛な緊急電話対応や発電を最も要する地域を特定することを求められました。
 

 

 

課題解決のために行った施策

Brandwatchを活用して行った施策

ポイント①:被害地域の住民の声を分析することで、どの実店舗や場所が物資を必要としているのかを特定
ポイント②:配送センターからポータブル発電機やその他機器を効率的に展開し、数千人の住民に災害救援を提供
ポイント③:赤十字社からの「災害救援活動強化における重要パートナー」として公式に承認、社会的価値の高い役割を果たす

ポイント①:被害地域の住民の声を分析することで、どの実店舗や場所が物資を必要としているのかを特定

1.窮状を訴えている個人のツイートをBrandwatchを活用することで特定
2.そのツイートに付随する位置情報をBrandwatchを活用することで把握
3.どの実店舗への供給が需要に対して不足しているのかを特定

ポイント②:配送センターからポータブル発電機やその他機器を効率的に展開し、数千人の住民に災害救援を提供

1.供給に対し不足しているデータをダラスの配送センターと連携
2.在庫品を集約することで、清掃用サプライ製品、ポンプ、その他の道具などを配送計画に間に合わせることを実現
3.必要物資の配送に留まらず、従業員を被害地域に派遣する復旧支援計画も立案と実行

ポイント③:赤十字社からの「災害救援活動強化における重要パートナー」として公式に承認、社会的価値の高い役割を果たす

1.このハリケーン・ハービー/イルマを通じてのグレインジャー社による貢献は、総額25万ドルを超えるものとなった
2.結果、赤十字社は嵐の前に動員して数十万人のニーズに即座に対応することができた
3.赤十字社はグレインジャー社を「災害救援活動強化における重要パートナー」として公式に承認
4.同社は社会問題に価値ある対応を実行し、社会的価値の高い役割を果たしている

まとめ

■自然災害による被害やそれによるニーズの把握を、SNSからリアルタイムに把握
■「必要とされているものと場所」を正確に特定することにより、アクションに即座に結びつけることが可能
■ 社会の課題を解決できる情報をSNSから生成することができた

 
 

 

 

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