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貝印株式会社様
「Microsoft Azure」「exQuick」「Tableau」「Rtoaster」導入事例

専門特化した最良のツールを適材・適所・適時に採用
“ベスト・オブ・ブリード”のプラットフォームで加速する
創業110周年企業のデータドリブンマーケティング

貝印株式会社
カイハウス事業部 EC事業チーム マネージャー 竹内 紘基様

会社概要

貝印株式会社
本社:東京都千代田区岩本町3-9-5
代表者:代表取締役社長 遠藤 宏治
URL:https://www.kai-group.com/

事例のポイント

  • 導入時のお悩み

    “スイート型”のマーケティング基盤を導入するも、分析速度や質を上げることができず、施策の企画・実行が十分に行えない

  • 活用方法

    各分野で最適な製品を適材適所に組み合わせ、“ベスト・オブ・ブリード型”にてマーケティング基盤を構築

  • ブレインパッド
    を選んだ理由

    施策に対して各ツールの役割が明確であったことや、システム全体のバランスの良さ

  • 導入効果

    メールの開封率が通常の20%に対して3倍の60%CVRが約5倍に向上

貴社の事業内容を教えてください

貝印株式会社は、2018年に創業110周年を迎えました。日本最大の刃物の都、岐阜県関市でポケットナイフの製造からスタートし、その後、カミソリ、包丁、ハサミ、ツメキリと、人々の生活に根ざした道具を提供してきました。

現在は、国内・国外に製造拠点を持ち、キッチン用品、製菓用品、ビューティケア用品といった生活用品から、医療用品や業務用刃物まで、1万点以上にもおよぶ製品を展開しています。

今後も企業メッセージである「さわやかな あじわいのある日々を お客様とともに」を実現するため、人々の暮らしをより豊かに、より楽しくする製品づくりに取り組んでいきます。

包丁、ナイフなどのキッチン用品をはじめ、カミソリ、ハサミ、ツメキリなど、生活に根ざした数々の道具を提供している貝印様

今回構築された、データドリブンマーケティングのプラットフォームについてお聞かせください。

貝印オンラインストアでは、ロイヤルカスタマーの創造・拡大を目的に、お客様とのOne to Oneコミュニケーションの実現を目指しています。そのためには、お客様の行動、体験をデータとして蓄積し、そのデータ分析を通じて、お客様一人ひとりに最適なご提案ができるマーケティングプラットフォームが必要だという結論になりました。

「データを蓄積し、分析し、活用できる基盤を構築したい」。この要件をブレインパッドに伝えたところ、下記のようなプラットフォームのご提案いただきました。

プラットフォームは、複数のツールを組み合わせて構築されています。1:「Microsoft Azure」は、お客様会員データや購入履歴、Webサイトのログを蓄積するクラウド上のデータレイクです。2:「exQuick」「Tableau」は、蓄積されたデータからお客様の嗜好を把握したり、ご提案を行うお客様を絞り込むためのデータの分析・抽出基盤です。3:「Rtoaster」は、マルチチャネルでの豊富なアクションを強みとするレコメンドエンジン搭載プライベートDMPであり、今回のプラットフォームにおいては、「exQuick」でセグメンテーションされたお客様に対して、商品をおすすめするなど具体的なマーケティングアクションを実行するツールとして活用しています。

プラットフォームには他ベンダーが提供するマーケティングオートメーション(MA)ツールも組み込まれていて、「exQuick」で抽出した顧客リストに基づきメール施策を実施、さらに「Microsoft Azure」へ、その結果の蓄積させることも計画しています。

プラットフォーム構築のパートナーとして、ブレインパッドをご指名いただいた理由を教えてください。

ブレインパッドの提案は、インバウンド施策はもちろん、外部DSPと連携した広告配信などアウトバウンド施策も可能で、さらにデータの蓄積・統合、施策や顧客の分析まで、マーケティングの幅広い領域をバランス良くカバーできる点を評価しました。

個別ツールの組み合わせで構築された基盤ではありますが、昨今のテクノロジーの進化を考えると、“ベスト・オブ・ブリード”、つまり、各分野で最良とされるツールを適材・適所・適時に組み合わせる方が柔軟で合理的なプラットフォームを構築できると考えました。

実は以前、データの取得・統合・活用をオールインワンで実現するという“スイート型”のマーケティングプラットフォームを導入していたのですが、運用上、十分な成果に繋げられなかったことも“ベスト・オブ・ブリード”を選んだ理由の1つです。

プラットフォームを活用したマーケティング施策の効果についてお聞かせください。

2018年のブラックフライデーでは、同年新規導入のMAツールによるオートメーションメールの配信と、Facebookのセグメント広告の配信を実施しました。お客様のセグメンテーションは過去の購入商品や購入価格帯に基づき、exQuickで行っています。

通常、メールの開封率は良いときで20%程度ですが、セグメントメール配信ではおよそ3倍を上回る60%程度のメール開封率が得られました。CVRについても、良い時にはWebサイト全体の平均CVRの約5倍程度に達することもありました。

プラットフォームを活用した、今後のマーケティング施策の展望をお聞かせください。

短期的には、現在のOne to Oneマーケティングを強化、拡大していく方向性です。MAのシナリオをさらに増やしていくことに加えて、ショッピングアプリのローンチも計画しているので、パーソナライズされたプッシュ通知など、コミュニケーションチャネルの拡充も進めていきたいです。

長期的には、データレイクに蓄積されるデータをデジタル・リアル問わずに広げ、お客様の購入履歴だけでなく、趣味嗜好やライフスタイルに関するデータも収集していきたいと考えています。こうしたデータを販売促進だけでなく、新たな商品企画や他社とのコラボレーション企画、また、データを活用した新規事業の開発にも役立てていくことが個人としての大きな目標です。

ありがとうございました。

利用した製品

Rtoaster

「Rtoaster(アールトースター)」は、ブレインパッドが開発・提供する最先端のレコメンドエンジンが搭載されたプライベートDMPです。データの蓄積・管理から、スマートフォンアプリ/ウェブサイト/デジタル広告/メールなどの多様な顧客接点におけるパーソナライズアプローチ、行動ターゲティング/レコメンドといったアクションまで、デジタルマーケティングを強力にサポートします。複数のチャネルを横断した最適な顧客コミュニケーションを高度かつ精緻に行うことが可能な、国内最大規模のプライベートDMPとして、250社以上のさまざまな企業に導入・活用いただいております。

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exQuick

「exQuick(イクスクイック)」は、異なるデータベース製品やフラットファイルを統合的に管理し、顧客の絞り込みから施策の実行、効果測定レポートの作成までをサポートします。データ抽出、レポーティングを得意とし、小売・通販企業をはじめ、証券会社、メディアなど、幅広い業界で導入・活用いただいております。

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Tableau

「Tableau(タブロー)」は、米国・Tableau Software, Inc.が開発する、あらゆるデータをビジュアル化し、データの持つメッセージを伝えるBIツールです。アナリストやITエンジニアだけでなく、誰もが簡単にビジュアル分析をできる環境を提供します。現在、注目を集めるBIツールとして、広告・マーケティング業界をはじめ、小売業や金融業など幅広い業界において、全世界で86,000社を超える企業が利用しております。

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Microsoft Azure

「Microsoft Azure(マイクロソフトアジュール)」マイクロソフト社が提供する、データの収集・蓄積から、分析、予測、AIを活用したビジネスアクションまで、ビッグデータ活用に必要な一連の機能がクラウド上で提供されるプラットフォーム。

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掲載日:2019年6月18日
*文中に掲載されている会社名・商品名は、各社の商標または登録商標です。
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