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UGCとは?企業の戦略策定に活用するメリットと活用事例2社を公開!

UGCとは、「User Generated Content」の略称で、「ユーザー生成コンテンツ」を意味する用語です。一般的に、個人ユーザーによって制作されたコンテンツを指す際に用いられます。


SNSや口コミサイトにおける情報が、消費者の購買行動に直結する傾向が強まるなかで、UGC(User-Generated Content:ユーザー生成コンテンツ)の活用がマーケティングにおいて重要性を増しています。


自社コンテンツの作成などマーケティング活動への活用が注目されているUGCですが、ブランド調査やトレンド分析など企業戦略を策定するための様々な分析に活用することもできます。この記事では、UGCの概要や収集方法から、UGC分析で解決できる企業の課題まで詳しく解説します。

 

 

 
 

目次

UGCとは?
UGC分析を導入すべき企業
UGC分析で解決できる課題(部門別)
UGC分析をスタートするうえでのポイント
UGC分析をスタートする際の注意点
UGC分析に活用できるおすすめのツール
まとめ:UGC分析は商品・サービスの改善や新しいアイディアの発見に役立つ

UGCとは?

UGCとはどのような意味で用いられているのか、VOCとの違いは何か、UGCを活用するメリットを以下で解説します。

UGCの意味

冒頭でお伝えしたとおり、UGCとは「User Generated Content」の略称で、「ユーザー生成コンテンツ」を意味する用語です。一般的に、個人ユーザーによって制作されたコンテンツを指す際に用いられます。たとえば、SNSやブログなどへ個人ユーザーが投稿しているコンテンツをUGCと呼びます。

UGCとVOCの違い

UGCと似た意味をもつ言葉として、VOCが挙げられます。VOCとは「Voice of Customer」の略称で、「顧客の声」と訳される用語です。たとえば、SNSやブログ、ECサイトなどで投稿されている口コミやレビューなどを意味します。UGCはSNSやブログなどの媒体で投稿されたコンテンツの総称を示す一方で、VOCは口コミサイトやレビューサイトなどの媒体を通じて発信されているユーザーの意見を指します。

UGCを企業の戦略策定に活用するメリット

UGCを企業の戦略策定に活用するメリットは、消費者の購買心理を理解しやすくなることです。UGCは消費者自身が発信しているコンテンツであるため、UGCを分析することで市場のリアルな声を把握できます。また、収集したUGCから企業側にはない別の視点・アイディアを得ることができ、戦略や企画へつなげられます。

UGCの収集源(ソース)

UGCを収集する際の収集源(ソース)として代表的なSNS・ブログ・メデイア上の口コミの3つを解説します。

    • SNS

SNSにおけるUGCは、商品の感想や利用した際の画像、購入手段、企業にはないオリジナルのアレンジ方法などの投稿内容が該当します。顧客が発信する自社や自社商品に対するポジティブな感想が、広告的な役割をはたしてくれるメリットがあります。SNSのUGCを効率よく収集する方法にソーシャルアナリティクス(ソーシャルリスニング)があります。ソーシャルアナリティクスは、SNSの投稿からユーザーのインサイトを把握でき、マーケティングに活用する際に便利です。

    • ブログ

ブログにおけるUGCは、商品・サービスのレビューや使用感を扱った記事などが該当します。ブログ上のUGCを収集することで顧客が商品などを購入した理由や使用時の様子など、購入前後の行動を把握できます。さらに、自社の商品などがブログに取り上げられれば、ブログの読者に購買行動を促してくれる可能性があり、売上アップにもつながります。

    • メデイア上の口コミ

メデイア上のUGCは、レビューサイトやECサイトの口コミ・レビューなどが該当します。。インターネット上の口コミを採用するメリットは、顧客の生の声を商品・サービスの改善や新商品の開発やプロモーション、カスタマーサポートなどに活かせることです。さらに、よい口コミが投稿されることで、自社の認知度はもちろん、商品などへの信頼も高まりやすくなります。

UGC分析を導入すべき企業

UGC分析の導入に向いている企業の特徴は、以下のとおりです。

  • 自社の課題の発見と改善をしたい企業
  • テストマーケティングがしたい企業
  • 顧客の声を企業活動で有効活用したい企業

UGC分析は顧客の生の声を集め、自社にはない視点から課題や改善点を探したい企業に向いています。さらに、顧客の感想を取り入れ、商品・サービスを改善した後にリリースしたい企業にも有効です。また、顧客の声として、ECサイトやLPなどに掲載し、企業活動に活用したい企業にもおすすめです。

UGC分析で解決できる課題(部門別)

UGC分析の導入により、各部門における課題を解決することができます。以下では、部門別に解説します。

マーケティング部門

マーケティング部門では、定量的な顧客データとUGC(顧客の声)などの定性的なデータの両面から顧客理解を深め、施策に反映させるのかが重要になります。UGC分析によって顧客のリアルな声を得ることができれば、定量データからではわからない自社の商品・サービスの課題も把握でき、より顧客に寄り添ったマーケティングが実現できます。

たとえば、新商品の評価などの客観的な視点を活用する際に有効です。また、市場に出回る前の商品の属性付与など、従来とは異なる切り口を得たい場合にも効果的です。 

広報部門

広報部門でUGCを活用した場合、商品・サービスの販売の前段階に、顧客の感想を集めることができます。たとえば、新商品・サービスのテスト実施時や、リリース前などのタイミングで活用されるのが一般的です。

顧客に商品・サービスを利用してもらい、集めた感想から具体的な改善点を抽出でき、改善後の商品・サービスをリリースできます。リリース前にテストを行い、顧客の感想を改善につなげることができれば、売上アップが見込めます。

営業部門

営業部門でUGC分析を導入すると、分析データを営業ツールに活用できます。たとえば、VOCをグラフ化した資料を作成すれば、プレゼンを行う際の貴重な営業ツールになります。

UGC分析で集めた顧客の生の声は、客観的かつ根拠に基づいたデータです。根拠のあるデータを具体的に示すことで、自社の主張に説得力をもたせることができるため、プレゼンや交渉などを有利に進めることもできるでしょう。

UGC分析をスタートするうえでのポイント

自社でUGC分析をおこなう場合、以下の3つのポイントを注視してスタートさせましょう。

1.UGC分析の目的を明確化する

UGC分析を導入する前になぜUGC分析が必要なのか、導入する目的を明確にしておく必要があります。

たとえば、「顧客の声を取り入れて商品・サービスの改善をしたい」「異なる視点から新しいアイディアを発見するためにUGCを活用したい」など、目的を明確化することでブレの無いUGC分析を実施できるようになります。

また、仮説を立ててからUGCを分析をすることもポイントとなります。たとえば、「このような商品にニーズがありそうだから販売したらどうか」など具体的な施策プランを策定する上で、UGCを活用することが効果的です。

2.必要に応じてUGC収集・分析ツールも検討する

UGCを収集すると、膨大な量の情報を扱うことになります。手動で収集から分析までを実施した場合、膨大な時間と手間がかかるため、分析の精度が落ちる可能性があります。効率的かつ高精度の分析を実施するためには、ソーシャルリスニングツールやソーシャルアナリティクス等のUGC分析に対応しているツールの導入を検討しましょう。

3.得られた結果を施策に活用する

UGC分析ツールの導入後は、継続的に運用していくことが大切です。収集したUGCを分析し、業務へどのように活かしていくのかを検討したうえで、実行に移す必要があります。活用もせずに分析を行っても、UGCの活用が成果にあがっているのかを的確に判断することはできません。

また、運用体制が整っていないまま実施しても、有効活用できない可能性もあります。スムーズに運用するためには、あらかじめ運用体制を構築しておきましょう。

UGC分析をスタートする際の注意点

UGCを収集する際は、特定のチャネルのみを活用するのではなく、複数のチャネルからUGCを収集することが大切です。複数のチャネルから網羅的に収集できれば、抜けや漏れを防げます。また、チャネルによって顧客の属性が異なる場合もあるため、複数のチャネルを活用すればより詳細な分析が可能です。

UGC分析を開始するにあたり、ツールを導入する場合は、自社が行いたい分析をするために必要なデータにアクセスできるかを確認することが重要です。ツールによっては、アクセスできるデータの期間や量が限定されており、満足に分析を行えないことも考えられます。

また、分析データを有効に活用するためには分析後のフレームワークが欠かせません。ツールの機能だけでなく、データ分析の知見を持ったスタッフが運用サポートまでしてくれるベンダーかどうかを見極める必要があります。

UGC分析に活用できるおすすめのツール

UGC分析におすすめのマーケットリサーチツールBrandwatch(ブランドウォッチ)の概要と活用事例をご紹介します。

Brandwatchのご紹介

Brandwatchとは、業界最大級のデータとAIが搭載されているマーケットリサーチツールです。リアルタイムのユーザーの声を取りこぼさずに収集できるうえに、SNS・ブログ・掲示板などの複数のUGCを一元的に確認できます。また、投稿数の量の変化をグラフ化し、投稿数のピーク発生時に要因となる話題を特定することも可能です。

Brandwatchを活用すれば、Web上にあるさまざまなUGCを収集できます。また、ターゲットを設定したうえで、構造化やフィルタリングによる効率的な収集も行えます。さらに、分析結果からビジネスインサイトを発見できるため、迅速な意思決定はもちろんビジネスアクションの実行に有効です。

Brandwatch 活用事例1:イー・ガーディアン株式会社様

イー・ガーディアン株式会社様は、SNS分析を軸にソーシャルリスニング・競合分析サービスを提供しています。クライアントのコンテンツ戦略の策定等のためのUGC収集などにBrandwatchを活用しています。数あるツールの中からBrandwatchを選ぶ決め手となったのは、操作性の高さや分析スピードの速さ、過去10年分を遡ってツイートの全量検索が行えることでした。

※参考:イー・ガーディアン株式会社様導入事例 | ブレインパッド

Brandwatch 活用事例2:株式会社カカクコム様

株式会社カカクコム様は、UGCを業務フローの構築に活かすために、Brandwatchを活用しています。

以前使用していたツールではデータの反映に時間がかかっていましたが、Brandwatchはダッシュボードから数クリックするのみで投稿を確認できるので、チェックする業務時間を20%程度削減できました。

※参考:株式会社カカクコム様導入事例 | ブレインパッド

まとめ:UGC分析は商品・サービスの改善や新しいアイディアの発見に役立つ

UGCを分析することで、商品・サービスの改善や新しいアイディアの発見につなげることもできます。ただし、分析には膨大な量の情報を収集・分析する必要があるため、ソーシャルリスニングツールやソーシャルアナリティクスなどのUGC分析が可能なツールの導入を検討しましょう。

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