Betfred

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Betfred

事例のポイント

■ブランディング向上のためSNSキャンペーンに多額の投資をしているが、費用対効果を測定できていないという課題があった。
■ユーザーの不満が「ブッキング(賭け)をしたいのに商品がない」ことだったため、ハッシュタグをつけてツイートすることでブッキングできるキャンペーンを実施
リアルとデジタルを結び付けた画期的なキャンペーンのソーシャルメディア上の反応を的確に把握するためのBrandwatchの活用事例

 

Betfredのご紹介

Betfredは1967に設立されたイギリスに拠点を置くブックメーカーです。 2004年の売上高は35億ポンドを超え、2003年の5億5000万ポンドから増加しました。競馬、ラグビーリーグ、ビリヤード等を支援しています。 Betfredでは幅広いジャンルでブッキングをすることができますが、主に、競馬、サッカー、ロト、その他スポーツにブッキング出来ます。

※ブックメーカーとは?
英国では既に文化となっており、上場企業も多数あります。
ブックメーカーでは世界中のテニスやサッカー、バスケットボールなどのスポーツ、政治、経済を始めとした多くの人が関心を持つ話題だけでなく、イギリス王室に次に誕生するのは男の子か女の子か、名前は何になるのかといったことまで対象に賭けを行っています。参加者は自分が興味のあるトピックを選んで投票するだけ、予想した結果が当たっていれば勝ちで賞金を手にすることができます。

Betfredが抱えていた課題

キャンペーンを実施した背景

Betfredは、数あるブランドの中でもユーザーに愛されるブランドを目指しています。
より観客に愛されるよう、今シーズンでは特に「企業価値や便利性が際立つブランド」として認識されるようにキャンペーンを実施しました。
多額の投資を行いキャンペーンを実施したので、その達成度を測定し費用対効果を可視化する必要がありました。

Brandwatchを活用した理由

Betfredはプレミアリーグシーズンに向けて、広告、ラジオ、印刷物、テレビ、ソーシャルなどの広告に多額の投資を行いました。8月と9月にかけて40,000ポンドがソーシャルメディア広告に投資されました。
ユーザーが一番不便に思っていることは、ブッキングをしたくてもその商品の選択肢が無い事です。そこで投資の大部分を使って、#PICKYOURPUNT というキャンペーンを実施しました。

このキャンペーンでは、新規・既存両方のユーザーを対象としました。
利用者は、予想している試合結果の内容とその希望価格を記載してTwitterの@Betfred宛てに#PickYourPunt のハッシュタグをつけてツイートします。 その後、そのブッキング上には、利用者がツイートした結果とその確率が記載された選択項目が追加されます。
そのため、利用者は自身が思い描く結果にブッキングすることが出来るのです。

しかしながら、William Hill & Sky Bet等の主要なブランドも同じキャンペーンを実施していました。そのため、第三者のサポートが必要でした。Betfredはこのキャンペーンの効果を向上するためにインフルエンサー発掘をBrandwatchで分析しました。
 

 

 

課題解決のために行った施策

投稿数の競合比較

Brandwatchを利用してキャンペーンに対する投稿数の競合比較を実施しました。
投稿数だけではなく、投稿内容、チャネル毎の分析、リーチ数、シェア数、いいね数、最も影響のある投稿等も確認しました。結果がこちらのグラフです。
紫色のラインがBetfredのキャンペーン#を含む投稿です。競合ブランドと比較すると投稿量が少ないことがわかります。このことから、現時点では多額を投資したキャンペーンは成功していないことがわかりました。

インフルエンサー発掘

Betfredは、Brandwatchを用いてキャンペーン効果測定を行いました。分析結果より、増進させるにはチャネル毎で影響力の高いユーザーの拡散力が必要なことがわかり、分析後からキャンペーン終了までインフルエンサー分析も併せて実施しました。

キャンペーン実施チームのBrandwatch活用

Betfredは、ソーシャルメディア上の投資額やそのプラン・実施内容を検討するマーケティングチームに、決定要素としてBrandwatchの分析結果を活用できるようにしました。
実施中はキャンペーンのモニタリングも行っており、自社や競合のキャンペーンで盛り上がった投稿を分析しています。

Brandwatchの分析データはキャンペーン効果測定や、Betfred未利用ユーザー・競合他社のユーザーがBetfredのキャンペーンに接触したかを把握するために使用されています。

まとめ

■Brandwatchを活用することにより、キャンペーン実施中でも効果測定がリアルタイムにでき、早期に手を打つことができた

■Brandwatchのインフルエンサー分析で影響力の高いユーザーを発掘

■ソーシャルメディアキャンペーンを実施するチームでは、様々な施策を行うための決定要素としてBrandwatchを活用している
 
 

 

 

ビーコンコミュニケーションズ株式会社

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ビーコンコミュニケーションズ株式会社 CRM Strategic Analytics Manager

白井 俊行氏

ダイレクトマーケティングやデータベースマーケティングにおける分析経験と、クライアントのビジネス課題をコミュニケーションで解決する戦略プランナーの両方の経験を持つ。担当領域は、売上分析、CRMデータの分析、ウェブ解析、ソーシャルリスニングなど多岐にわたる。2016年8月より現職にてCRMのスペシャリストとして活躍。

ビーコンコミュニケーションズ ※Crimson Hexagon導入事例

「Crimson Hexagon」はソリューションを「Brandwatch」ブランドに統合し、より強力なソーシャルメディア・アナリティクスプラットフォームとして生まれ変わりました。
本事例は、弊社のCrimson Hexagonサイト上に掲載している導入事例の転載となります。
※ブレインパッドは、2013年より「Crimson Hexagon」と日本国内唯一の販売代理店契約を締結し、ブランド企業を中心に数多くのクライアントにソーシャルメディアアナリティクスツールの導入と活用支援を行ってまいりました。
その豊富な実績を評価され、このたび「Brandwatch」からも公式ディストリビューションパートナーに認定されました。

 

グローバル企業のコミュニケーション戦略を 支援するビーコンコミュニケーションズ

──貴社の事業内容をお聞かせください。

ビーコンコミュニケーションズは、フランスの広告グループ「ピュブリシスグループ」の一員として、コミュニケーション戦略の立案から実施に至るまでをワンストップで提供する総合広告企業です。
主なクライアントは、フィリップモリスジャパン、プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン、日本マクドナルドといったグローバル企業です。
私は、CRM Strategic Analytics Managerという立場から、主にクライアントのコミュニケーション戦略の策定に必要な各種データ分析や、分析結果にもとづく施策改善を支援しています。

 

アナリストが求める本格的なソーシャルリスニングが可能な“最強のツール

──「Crimson Hexagon」を導入した経緯をお聞かせください。

生活者がソーシャルメディアへ接触する時間が年々増加しており、クライアントからはソーシャルデータを活用したいという相談を非常に多く受けます。

特に多いのは、“投稿内容から生活者の行動やインサイトを把握したい”というものです。 弊社では、これらのニーズに応えるべく、国内外のありとあらゆるソーシャルリスニングツールを使って分析してきました。
今まで使ってきたツールはどれも一長一短で、ライトな使い方をするにはいいのですが、本格的に分析しようとすると機能が足りませんでした。

そこで、Crimson Hexagonを使ってみたところ、アナリストが求める本格的な機能が揃っていたのです。
他のツールと比較し、抜きん出て処理速度などのパフォーマンスが良かったこともあり、Crimson Hexagonを採用することにしました。

Crimson Hexagonではないとできないことや作業が楽になることがたくさんあり、“最強のツール”だと思っています。
私は、CRM Strategic Analytics Managerという立場から、主にクライアントのコミュニケーション戦略の策定に必要な各種データ分析や、分析結果にもとづく施策改善を支援しています。
 

 

 

ソーシャルリスニング最大の目的は、人の心を動かす“Emotion”を把握すること

──なぜ、企業はソーシャルリスニングを行うのでしょうか?

「なぜ人はソーシャルメディアに投稿するのか?」ということから考えてみるといいでしょう。それは、人の心を動かす何かしらかの「Emotion(感情)」が生まれたからです。

例えば「新製品を友達にオススメしたい」「今までとは違う新たな体験があった」などのEmotionが働いた結果、投稿につながったのです。 ソーシャル上の話題を分析するということは、生活者の心を動かしたEmotion、つまり理由やきっかけが発見できるということです。

それらがわかれば、企業は効率的かつ効果的に商品企画・開発、キャンペーンの立案などが行えるでしょう。 そこで、Crimson Hexagonを使ってみたところ、アナリストが求める本格的な機能が揃っていたのです。
他のツールと比較し、抜きん出て処理速度などのパフォーマンスが良かったこともあり、Crimson Hexagonを採用することにしました。

Crimson Hexagonではないとできないことや作業が楽になることがたくさんあり、“最強のツール”だと思っています。 私は、CRM Strategic Analytics Managerという立場から、主にクライアントのコミュニケーション戦略の策定に必要な各種データ分析や、分析結果にもとづく施策改善を支援しています。

 

Crimson Hexagonの分析結果が、 アナリスト・ストラテジックプランナー・クリエイターの共通言語に

私たちアナリストは、クライアント向けのソーシャルメディア分析とレポート作成にCrimson Hexagonを使用しています。今までのツールでは、テキストマイニングツールを併用しないと実際の業務に耐えうるレポートの作成はできませんでした。

例えば、分析を行う際には、投稿内容をカテゴリ毎に分類してボリュームを把握したり、出現頻度や特定のワードと一緒に出現しているものなどを、最初に把握します。 他ツールは、分類の精度が低く、一度投稿データをダウンロードし、別のテキストマイニングツールで品詞ごとに分解し、特定のキーワードに分類したり、出現頻度順に並び替えるといった作業が必要でした。

Crimson Hexagonは分類精度が高いので、導入後はこの作業が圧倒的に楽になりました。
これらの作業がワンツールかつボタンひとつで行えるので、今まで数十時間かかっていた作業が数十分に削減できるなど大幅な工数削減につながっています。
その他の部門では、ストラテジックプランナーが競合分析に活用したり、ソーシャルメディア担当が新たな施策を考える上でのリサーチや競合分析に活用するなど、幅広い職種で20名以上のメンバーがCrimson Hexagonを利用しています。

アナリストによる本格的な分析業務から、企画立案のためのリサーチまで、どんな役割の人でも使えるオールマイティなツールだと思っています。
実際の業務では、アナリストが分析し、それをもとにストラテジックプランナーが戦略を立て、戦略をもとにクリエイターがコピーライティングや企画につなげる、といったように複数の立場の人間がクライアントのコミュニケーションプランを検討します。
それぞれの視点でCrimson Hexagonを利用しながら、いわば全員の共通言語としてこの分析結果を利用しています。

 

ツールに任せるところは任せ、本来人が行うべきことに注力するのが成功のポイント 

──これからソーシャルリスニングに取り組む方にアドバイスがあればお聞かせください。

本来、ソーシャル上の人々の投稿とは生々しいもので、それは投稿者の本音や感情などの表れだと思うのです。
ぜひ、投稿された“生の声”を、とにかくたくさん読み込んでみてください。

集計・分析された結果だけを鵜呑みにしていると、人の本音や投稿に至った背景が見えてこない危険性があります。
私自身も、実際にCrimson Hexagonの分析結果と生のソーシャルデータを見ながら、それらを理解するようにしています。

そのためにも、Crimson Hexagonのような万能なツールを利用し、不要なノイズを除外しながら分析を効率化し、そこから得た知見をもとに、機械ではできない人が行うべきインサイトの発掘や戦略・施策立案に注力できる時間をつくり出すことこそが、ソーシャルリスニングを成功させるポイントだと思います。

 
 

 

 

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