事例のポイント
- 世界60以上のSNSアカウント運用を支える体制づくり
- 「現場にツールを使ってもらえない」という課題への向き合い方
- 現地担当者のモチベーションを高めた運用の工夫
- SNS運用をブランド成長につなげるための考え方
YKKのグローバルSNS運用体制と課題
YKK株式会社は、世界約70カ国・地域で事業を展開するファスニング製品のグローバル企業です。
「Quality」「Speed」「Sustainability」を軸に、展示会やSNSなど様々なチャネルを通じて活動しており、近年では、「デジタル上の顧客接点強化」を重要テーマとして掲げています。
一方で、Facebook、Instagram、LinkedIn、Xなど約60のSNSアカウント運用は各グループ会社に委ねられており、運用面での課題が深刻化していました。
この分断された運用体制が抱えていたのは、「ムリ(リソース不足)」「ムラ(成果の頭打ち)」「ムダ(非効率)」という3つの課題です。
まず、SNS担当者は通常業務と兼任しながらグローバルアカウントを運用しており、ネタ探しや画像制作に大きな負担を抱えていました(ムリ)。
また、各拠点の裁量で運用されていたため、発信メッセージの統一感や運用ノウハウにばらつきが生じていました(ムラ)。
さらに、他拠点の良質なコンテンツを転用する際にも、権利確認や画像保存のたびに担当者への確認・依頼が必要となり、多くの手間と時間が発生していました(ムダ)。
Brandwatchを採用した目的とは?
運用体制の課題を改善すべく、同社はBrandwatchの導入を決断。
決め手は、全世界の膨大なアカウントを接続できる「拡張性」と、自社データだけでなく「世の中の声」といったビッグデータまで分析対象にできる点でした。
導入当初は、「今のままで十分」という現場の声もありましたが、本社主導で全エリアにユーザーアカウントを発行し、ブレインパッドの協力のもとレクチャー会を実施。
こうした取り組みを通じて、現場の理解を促し、活用に対する前向きな姿勢へとつなげていきました。
導入後に直面した課題と、現場の意識変革
導入後は、本社から共有されたコンテンツを簡単に予約投稿できる「コンテンツプール」機能などを活用し、グローバル全体の投稿量が約25%向上しました。
また、Brandwatchの分析機能により、従来のエンゲージメント重視の運用から、データに基づいて「リーチ」や「安全性」を意識した運用へと変化。炎上リスクのある投稿を事前にチェックできるレビュー機能や、プラットフォームごとの傾向分析を通じたコンテンツ改善も進みました。
グローバルブランドYKKの変革ストーリー
最大の成果は、単なるツールの定着にとどまらず、SNS運用を単なる「作業」ではなく、データに基づいて成果を追求する「戦略的な取り組み」へと変化させたことです。
現在YKKは、「世の中の声」を活用してターゲット層の趣味嗜好をより深く分析し、リーチ最大化を目指した双方向のグローバルブランド運営を推進しています。
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YKKが分散していたグローバルSNS運用を横断的につなぎ、データドリブンな文化を組織に定着させるまでの取り組みや、今後の展望については、セミナーで詳しくご紹介しています。ぜひご覧ください!


