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【W杯】サッカー日本代表戦をSNS分析「最高に盛り上がったゴールは?」

「Crimson Hexagon」はソリューションを「Brandwatch」ブランドに統合し、より強力なソーシャルメディア・アナリティクスプラットフォームとして生まれ変わりました。
本記事は、弊社のCrimson Hexagonサイト上に掲載している、2018年07月11日付ブログ記事の転載となります。
※ブレインパッドは、2013年より「Crimson Hexagon」と日本国内唯一の販売代理店契約を締結し、ブランド企業を中心に数多くのクライアントにソーシャルメディアアナリティクスツールの導入と活用支援を行ってまいりました。その豊富な実績を評価され、このたび「Brandwatch」からも公式ディストリビューションパートナーに認定されました。

  

こんにちは、ブレインパッド Crimson Hexagonチームの福江です。

全世界で盛り上がっている、2018 FIFAワールドカップですが日本代表は惜しくもベスト16で敗退となりました。

しかしグループリーグのコロンビア戦、セネガル戦、ポーランド戦、決勝トーナメントのベルギー戦、どの試合も様々なドラマがありました。

テレビの瞬間最高視聴率も深夜にもかかわらず50%を超えるなど沢山の方々がリアルタイムで試合を観戦していたかと思います。

近年スポーツ観戦の新しいスタイルとして確立してきたのが、TwitterなどのSNSを利用しながら観戦するいわゆる”実況”というスタイルです。

今回の記事では日本代表の4試合を対象に、試合中のTwitterの全量データを時系列で分析してその盛り上がりを可視化してみます。

 

 

 
 

全ての試合で100万を超える投稿数

まずは各試合の試合中に投稿された関連投稿数を試合別にまとめてみました。

今回設定した対象キーワード(クエリ)は以下の通りです。

一般的なサッカー関連のキーワードだけに留まらず、試合中に投稿数が多いであろう選手名なども分析の対象として設定しました。

ワールドカップ OR #ワールドカップ 
OR W杯 OR #W杯 OR W杯 
OR Worldcup OR #Worldcup 
OR サッカー OR #サッカー 
OR 日本代表 OR #日本代表 OR #daihyo 
OR #SAMURAIBLUE 

OR 川島  OR 長友 OR 槙野 OR 吉田 OR 酒井 OR 昌子 OR 長谷部 OR 乾 OR 山口 OR 原口 
OR 宇佐美 OR 柴崎 OR 大島 OR 岡崎 OR 大迫 OR 武藤 OR 本田 OR 香川 OR 西野 
OR ドリブル OR パス OR シュート OR ゴール OR  フリーキック OR コーナーキック 
OR スローイン OR センタリング OR ヘディング OR イエローカード OR レッドカード 
OR ファール OR ファウル OR オフサイド OR セットプレー OR ペナルティエリア 
OR キーパー OR ディフェンダー OR ミッドフィルダー OR フォワード OR ボランチ 

OR ((日本 OR コロンビア OR セネガル OR ポーランド OR ベルギー) 
AND (先制 OR 追加点 OR 同点 OR 逆転)) 

 ※OR検索はいずれかのワードを含む場合、AND検索は複数のワードを含む場合が対象

弊社が提供しているソーシャルリスニングツール、Crimson Hexagon(クリムゾンヘキサゴン)を使いTwitter全量データに対する分析を行った結果、以下の投稿数が抽出されました。

試合情報

試合結果

Twitter投稿数

   6/19(火) 日本 vs コロンビア
21:00試合開始

        日本 2 – 1 コロンビア

1,595,089

 6/24(日) 日本 vs セネガル   
24:00試合開始

        日本 2 – 2 セネガル

1,534,531

 6/28(木) 日本 vs ポーランド
23:00試合開始

        日本 0 – 1 ポーランド

1,224,943

 7/2(月) 日本 vs ベルギー
3:00試合開始

        日本 2 – 3 ベルギー

1,200,033

※各試合中(ハーフタイム含む)の投稿が対象

こうしてみると初戦のコロンビア戦が最も投稿数が多いですが、試合開始時間を考慮すると午前3:00開始のベルギー戦も相当な投稿数になっています。

次に各試合中投稿数の推移を時系列にして表示し、各試合で特に盛り上がったポイントをみてみます。

6/19(火)  日本 vs コロンビア 21:00試合開始 総投稿数 1,595,089

6/24(日)  日本 vs セネガル 24:00試合開始 総投稿数 1,534,531 

6/28(木) 日本 vs ポーランド 23:00試合開始 総投稿数1,224,943

7/2(月) 日本 vs ベルギー 3:00試合開始 総投稿数1,200,033

こうして見ると各試合とも要所要所で投稿数が跳ね上がっていますが、特に日本が得点をあげた時間帯が盛り上がっているようです。

そこで今大会で日本代表がゴールをあげた瞬間だけに絞り更に細かい結果を見てみましょう。

最高に盛り上がったゴールはどれだ?! 全6ゴールを詳細分析

まずは今回のロシアW杯で日本代表があげた全6ゴールをおさらいします。
 

試合情報

選手名

コロンビア戦 前半6分

香川 真司

コロンビア戦 後半28分

大迫 勇也

セネガル戦 前半34分

乾 貴士

セネガル戦 後半33分

本田 圭佑

ベルギー戦 後半3分

原口 元気

ベルギー戦 後半7分

乾 貴士

ポーランド戦こそ日本代表のゴールはなかったものの、それ以外の試合では2点ずつゴールを決めています。

次にゴールの瞬間について定義します。

基本的にゴールが決まった時間からSNSに書き込むため若干のタイムラグがあるため、
「ゴールを決めた時刻から+3分まで」とします。

これが+4分以上になるとゴール関連以外の投稿数も増え、またベルギー戦のように別のゴールが決まっているケースもあるため、投稿が混ざらないようバランスを考慮した結果です。

それでは6位から1位まで順に紹介しています。

6位 「投稿数:113,478」 コロンビア戦 前半6分 香川 真司 選手

※ゴール時の主な投稿キーワード
 

6位はPKから今大会最初のゴールとなった、コロンビア戦の香川選手のゴールでした。

ゴールの瞬間の投稿数が他より少ないのは「PK=得点の確率が高い」ため、視聴者も心の準備が出来ていたからかもしれません。

5位 「投稿数:158,732」 ベルギー戦 後半3分 原口 元気 選手

※ゴール時の主な投稿キーワード

5位はベルギー戦で貴重な先制点となった、原口選手のゴールでした。

キーワードを見てみると、ゴールを決めた「原口」選手の名前はもちろん「絶妙」な「スルーパス」でアシストした「柴崎」選手の名前などがあがっています。

4位 「投稿数:163,604」 ベルギー戦 後半7分 乾 貴士 選手

※ゴール時の主な投稿キーワード

4位はベルギー戦で貴重な追加点となった、乾選手のゴールでした。

あの「ミドル」シュートは「ワールドクラス」のプレーとTwitterでも大絶賛でした。

3位 「投稿数:176,432」 セネガル戦 前半34分 乾 貴士 選手

※ゴール時の主な投稿キーワード

3位は再び乾選手のゴール! こちらはセネガル戦での貴重な同点ゴールです。

「長友」選手のトラップと乾選手の「完璧」に「コントロール」されたシュートがTwitterを熱狂させました。

2位 「投稿数:182,010」 セネガル戦 後半33分 本田 圭佑 選手

※ゴール時の主な投稿キーワード

2位はセネガル戦で再び日本が追いついた、本田選手のゴールです。

「本田△」などのSNS特有の称賛コメントや、良い意味で予想を上回る活躍に対して「すみません」などの謝罪コメントが見られました。

1位 「投稿数:185,336」 コロンビア戦 後半28分 大迫 勇也 選手

※ゴール時の主な投稿キーワード

1位はコロンビア戦で貴重な勝ち越しゴールとなった、大迫選手のゴールでした。

今大会の流行語にもなった、「大迫半端ないって!」関連のキーワードが目立ちます。

大迫半端ないって!!!

そして結果をまとめたのが以下のグラフです。

全てのゴールの投稿数が10万件以上あり、1位の大迫選手と2位の本田選手は本当に僅差でした。

まとめ:【SNS観点で視覚化】サッカー日本代表の観戦

今回はサッカーワールドカップの盛り上がりをSNSの観点から視覚化しました。

以前ならこうした指標はテレビの視聴率ぐらいしかありませんでしたが、SNSやスマートフォンという人々の生活に密着した新たなツールの登場によって、新たな視点からモノゴトをみることが出来るようになりました。

今回使用した「Crimson Hexagon」は、Twitter、Instagramなどソーシャルメディアの情報をもとに、人々の感情に関する内容を分析することができる「センチメント分析」や、そのキーワードの話題性を分析できる「頻出単語分析」など豊富な機能があり、今回の分析で使用したのは、ほんの一部の機能です。

今後も引き続き「Crimson Hexagon」の豊富な機能を使った分析結果をご紹介していく予定ですので、ぜひお楽しみに!!
 
 
 

 

 

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