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【第1回】Brandwatchユーザー会レポート「豪華ゲスト企業様」

こんにちは。Brandwatchのカスタマーサクセスを担当している飯塚です。
2020年11月11日(水)に、マーケットリサーチ・ソーシャルアナリティクスツール「Brandwatch(ブランドウォッチ)」として初となるユーザー会を開催しました。
BrandwatchとCrimson Hexagonが統合する前より長年お使いいただいている企業様から、Brandwatchを最近導入された企業様まで幅広くご参加いただきました。本ブログでは、当日の様子をハイライトでご紹介します。

Brandwatch ユーザー会とは


SNS分析やマーケティングリサーチの活用促進及び協業企業様のご紹介をすることを目的としたイベントです。
お客様同士のネットワーク作り、意見交換、共感や刺激を得られる場として活用いただければという思いで開催いたしました。

「Brandwatch(ブランドウォッチ)」として初となるユーザー会はオンライン開催

今年は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、ユーザー会をオンラインで開催しました。
Brandwatchご利用企業様や協業企業様からSNS分析活用事例のご紹介、Twitter Japan様によるご講演、Brandwatchからマーケティングリサーチ最新動向のご紹介と講演盛りだくさんで実施させていただきました。

 

 

 
 

SNSキャンペーンの効果測定

株式会社明治


日本の大手食品メーカーの明治様にSNSキャンペーンの効果測定について紹介していただきました。

第一弾:カンバセーショナルカード キャンペーン
こちらのキャンペーンは公式Twitterアカウントをフォロー後、キャンペーン対象のカンバセーショナルカードで選択して投稿し、応募するキャンペーンになります。
キャンペーン応募者の属性を把握するために、応募者の普段の投稿を抽出し、分析をしました。
応募者の多くは応募用のアカウントを使用してキャンペーン・懸賞をしているということが定量調査でわかり、新しい発見がありました。

第二弾:写真投稿 キャンペーン
こちらのキャンペーンは公式Twitterアカウントをフォロー後、食べたシーンの写真を撮影、 指定ハッシュタグをつけて投稿し、応募するキャンペーンになります。
応募者の投稿内容を抽出し、性年代や食シーン分析をしました。
第二弾:写真投稿 キャンペーンでは写真投稿により、確度の高い情報拡散を達成でき、定性調査・定量調査という通常のマーケティングリサーチからは入手できない「ユーザー像」や「自発的な喫食シーン」を把握することができました。

上記のとおり株式会社明治様では、キャンペーン目的やターゲット層でSNS施策を使い分け、マーケティング戦略への合致度を検証することを自社で実現しております。
消費者に「おいしさ、楽しさ、健康、安心」を提供している裏側で生活者起点での消費行動を理解する取り組みをしています。

隠れた口コミ、拾えていますか?生活者の本音を知るならブランドウォッチ!
~化粧水トレンド編~

株式会社サイバー・バズ 鈴木様、十九浦様


インフルエンサーマーケティングやSNSアカウント運用を中心に、
ソーシャルメディアマーケティング事業を展開されている株式会社サイバー・バズ様に活用事例を紹介していただきました。

STEP①季節による口コミの変化
口コミ分析を行う際、仮説立てが重要です。
以下仮説を立て分析を行いました。
A:冬は「乾燥対策」系の口コミが多いのではないか
B:今年はコロナ特有のトレンドがあるのではないか

A:冬は「乾燥対策」系の口コミが多いのではないか
「乾燥」「乾燥肌」というキーワードが頻出単語に多く入っており、乾燥対策アイテムの投稿が上位に挙がっていることがわかりました。
また、無印やハトムギなどのプチプラ化粧水は、乾燥対策で惜しみなくたっぷり使えることで多く口コミがありました。

分析から仮説は正しかったことがわかりました。ブランド側は商品を提供する上で、競合商品と差別化を図るためブランド毎の分析をし、「乾燥対策」になる商品やコンテンツを訴求していく必要があります。

B:今年はコロナ特有のトレンドがあるのではないか
コロナ禍により、マスクを着用しての生活が当たり前になり、「マスク」というキーワードが多く頻出単語に挙がってきました。
また、マスクによってできたニキビ対策商品やルーティーンの投稿が多く拡散されていました。

コロナ禍では化粧水は保湿だけでなく、マスク荒れ対策も出来るという切り口での訴求が効果的である可能性が高い結果となりました。
コロナによって生活者のニーズは変化したため、ソーシャルリスニングでリアルな口コミを拾うことはコロナ禍でプロモーションを成功させる重要な鍵と言えます。

STEP②競合・ブランド別の分析
STEP①季節による口コミの変化で「競合商品と差別化を図るためブランド毎の分析をし、「乾燥対策」になる商品やコンテンツを訴求していく必要がある」という示唆が見つかったのでブランド分析に移ります。今回はプチプラ化粧水(無印、キュレル、ちふれ)で分析をしてみました。
例えばキュレルの場合は荒れ、セラミド、乾燥というキーワードがあります。
ブランドが重視するメッセージがユーザーに伝わっているのか、ブランドとユーザーでブランドイメージや機能に対してギャップが発生していないか知ることが重要になります。

上記のとおり株式会社サイバー・バズでは、口コミ分析・ブランド分析とSNSマーケティングにおける全領域を網羅しております。
また、ソーシャルメディアを活用して、短期的ではなく中長期的に人の心を動かし、 その「熱量」を拡散していく仕掛けや企画提案を実施しています。

ソーシャルリスニングを活用して顧客の購買行動を分析する

株式会社ループス・コミュニケーションズ  福田様


新発売のミラーレス一眼レフカメラ2機種(EOS-R5、α7SⅢ)の購買行動分析を2つの分析手法でご紹介していただきました。

購買プロセスのフレームワーク「5A」を用いた分析
「5A」に当てはめて購買プロセス別ツイート件数を確認しました。

EOS-R5、α7SⅢともに正式発表の期日に「認知」プロセスのツイートが多くなっていることが分かります。

カメラ2機種のツイート傾向をより詳細に確認するためにツイート件数の割合を見てみました。

EOS-R5では7月中旬に「調査」が増加しており、7月16日にティザーサイトが開設されたこともあり、α7SⅢとの比較検討ツイートが増加していることが特徴としてわかりました。

各購買プロセスで言及した人(Author)を分析
EOS-R5はその幅広いターゲットに対応したスペックゆえか、さまざまな機種との比較記事が確認できました。YouTuberがPanasonic「GH5」との画質の違いを呟いたツイートも注目されていました。
YouTuberの他に、ブロガーやインフルエンサーがEOS-R5について象徴的なコメントで賞賛をされていました。
このようなツイート・ブログも消費者の方に影響を与えているのではないかと考えられます。
分析の詳細につきましては、株式会社ループス・コミュニケーションズ様の以下記事にて掲載されていますので是非ご確認ください。

ソーシャルリスニングを活用して購買行動の変化を分析する https://note.com/looopscom/n/n528a581f2862
ソーシャルリスニングで生活者の態度変容を分析する https://note.com/looopscom/n/nd5ecc3d2747b

 

~ブランドマーケティングとTwitter~

Twitter Japan 大網様


Twitter Japan様にブランドマーケティングとTwitterについてご紹介いただきました。
下記ご紹介内容のハイライトになります。

会話の健全性への取り組み
知恵や情報が隔たりなく共有され、より良い社会が生まれていくことを理念として、Twitterはサービスを提供しています。この使命に則り、Twitterは会話の健全性と礼節についてのポリシーとブランドセーフな環境を作ることに尽力しています。その実現に向けて行っている直近の取り組みや変更点についてご紹介いただきました。

Twitterデータの様々な活用法
美容製品のカテゴリー別に、注目されるワードや時期が違うことやフード分析から得られた会話量の増加タイミングについてご紹介いただきました。

Twitterデータの活用方法・分析事例につきましては、Twitter Japan様の以下ブログにて掲載されていますので是非ご確認ください。
Twitter Japan マーケティング ブログ https://blog.twitter.com/ja_jp/topics/marketing.html

Twitterの特徴として、匿名でありながらも「興味・関心」の同じ方と繋がることができる。ユーザーの投稿の更新頻度も高いため「リアルタイム」の話題や出来事が分かる。などがあり、アイデアや情報を一瞬にして効率的に「共有する力」を持っています。この「世界の人々の今」と繋がれるプラットフォームは、多くの企業のマーケティングツールとしても利用されています。

The four problems being faced by our customers in 2020 and how Brandwatch has addressed them.

Brandwatch Rikki氏


ユーザーが2020年に直面している課題に対してBrandwatchではどのように取り組んでいるかについて紹介していただきました。

2020年は、新型コロナウィルスにより消費者の行動が変化し、企業も大きな変化を強いられました。
Brandwatchは、広範囲な顧客調査を実施しお客様の課題や機会についてお話しを伺い4つの課題を見つけました:従来の調査方法が現在に合っていない場合どのように消費者のニーズを理解できるのか、異なるデータや増加し続けるデータを対象にどのようにしてお客様の声を集約するのか、分析専門者がいないチームで信頼性のある洞察を短時間で収集することができるのか、 急速に変化するマーケットでどのように新しい有益な洞察を即座にビジネスに反映できるのか。
今後、課題を乗り越えチャンスへ変えるために、それぞれの課題に対して、Brandwatch Consumer Research を利用した解決方法をご紹介しました。

このブログでは、[従来の調査方法が現在に合っていない場合どのように消費者のニーズを理解できるのか]の課題に焦点をあてます。
従来の市場調査方法では消費者を十分に理解できていないという課題に直面しているユーザーも多いと思います。
パネル調査を行っても特定の人でしか分析ができなかったり、十分なデータが集まらなかったりします。
この課題に対してBrandwatchではSocial Panelsという機能を提供しております。
Social Panelsを使用すると、地理的な制約や時間の影響なく、下記のオンライン世論調査が実施できます。

・[リスニング] 特定のパネリスト=特定のユーザー層がオンラインで話し合っているトピックを聞ける
・[パネル調査] ソーシャルパネル調査=限定されたユーザー層への調査を”インセンティブなし”で実施できる
・[ベンチマーク]ベンチマークを世界全体に対して実施できる

このようにBrandwatchではユーザーが直面している課題をヒアリングし、プラットフォームの改善・進化を続けています。

ユーザー会を終えて


オンライン開催という初めての取り組みでしたが、沢山のお客様にご参加いただきました。ご参加いただいたお客様、本当にありがとうございました。
BrainPadチームではユーザー会のテーマにもあった通り、お客様同士のネットワーク作り、意見交換、共感や刺激を得られる場を提供し、Brandwatchをお使いいただいている企業様のソーシャルデータ分析から活用までをより良いものにできるよう努めて参ります。

 
 
 

 

 

マーケティングリサーチツールBrandwatchについて

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・利用シーン
・事例

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