事例

フェンダー(Fender Musical Instruments Corporation )

  • 製造業
  • ブランド調査
  • 消費者の動向検知

フェンダー ※Crimson Hexagon導入事例

「Crimson Hexagon」はソリューションを「Brandwatch」ブランドに統合し、より強力なソーシャルメディア・アナリティクスプラットフォームとして生まれ変わりました。
本事例は、弊社のCrimson Hexagonサイト上に掲載している導入事例の転載となります。
※ブレインパッドは、2013年より「Crimson Hexagon」と日本国内唯一の販売代理店契約を締結し、ブランド企業を中心に数多くのクライアントにソーシャルメディアアナリティクスツールの導入と活用支援を行ってまいりました。
その豊富な実績を評価され、このたび「Brandwatch」からも公式ディストリビューションパートナーに認定されました。

  

事例のポイント

顧客インサイトを深堀しビジネス戦略に活用
ソーシャル上のファンを8か月で100万人増加させる

 

フェンダーとは?

1946年にレオ・フェンダーがカルフォルニアに創業した、エレクトリック・ギター、アンプ等の製造を行っている世界屈指の楽器メーカーです。
同社の製造している機器やアンプは、ロックのジャンルに留まらず、カントリー、ジャズ、ブルース等、多種にわたり利用されています。
また、初心者から世界的に有名なアーティスト(ジミ・ヘンドリックスやカート・コバーンなど)まで多くの人々に長く愛用されるメーカーです。

 

フェンダー社が抱えていた課題

問題点

① 顧客情報がない
② 成功や失敗の要因を理解していない

理由

ブランド力だけで販売できるため

世界最高のエレキギターの評判も相まって、フェンダーはギターの販売するために多くの販売活動をする必要はありませんでした。
新モデルのギターを作成し、その製品をギターショップに配送し、売れるのを待つだけで良かったのです。この販売方法で問題がなかったため、フェンダーはこの手法にて長くにわたり運用してきました。
そのため、フェンダーは顧客情報もなく、成功や失敗の要因についても理解していませんでした。
 

 

 
 

課題解決のために行った施策

自社でソーシャルメディア分析を行いデータを活用したマーケティング戦略を立てる

フェンダーはマーケティング戦略にはデータを用いて組み立てる必要があると気づきました。
多額の予算を費やし、外部会社にレポートを作成してもらうのではなく、フェンダーが自らソーシャルメディア分析を行い、顧客インサイトを深堀し、そのデータをマーケティング戦略へ活用する必要があると思いました。
 

課題解決のために行った施策

Crimson Hexagonを活用して行った4つの施策

① 既存顧客分析

② 新規顧客の特定とリサーチ

③ 潜在的な危機についてのモニタリング

④ 新規プロダクトキャンペーン発案

Crimson Hexagonを用いて、ファンのインサイトを可視化し、新たなマーケットを見出し、企業の状態分析、製品の発売戦略を組み立てました。以下からは4つの施策の詳細について解説します。

① 既存顧客分析

現在の顧客・ファンを理解する

ソーシャルメディアのデータをマーケティング戦略に役立てるため、ソーシャルメディア上の主要な意見に着目することから始めました。
どのコンテンツ・内容が反響しているのは理解するために、典型的にシェアされている投稿毎のカテゴリーを作成し、どのようにエンゲージされているのか可視化しました。

② 新規顧客の特定とリサーチ

女性ギタリストの投稿の大半がエレキギターに関する話題

これらの女性ギタリストは他社ブランドやストアで未だターゲット層となっていないこともわかりました。

一般のギターショップは男性が占領しておりあまり行きたくない

ギターショップは男性が占領している雰囲気を感じ、必要以上にオプションが多いことから、一般のギターショップに行きたくないと思っていることも発見できました。

③ 潜在的な危機についてのモニタリング

フェンダーに関する画像の不適切な利用を発見

フェンダーはCrimson Hexagonを活用して、企業分析と潜在的危機のモニタリングを行っています。
2016年のアメリカの共和党全国大会にて、フェンダーの象徴的なヘッドストックが大会ロゴに使用されていることが発覚しました。
状況を分析した後、当初の時点では事を荒げない方が良いとの決断にいたしました。しかし、ソーシャル上での会話内容の傾向が変化した場合には、アクションを起こす必要があるため、内密に状況を監視していました。

分析結果から分かったこと

大会ロゴに関するセンチメント分析は特に注意しモニタリングしていました。
フェンダーギターイメージの不当利用に関するAngerのセンチメントを可視化すると、フェンダーへのAngerはなく、大会運営に直接のAngerのセンチメントがあることがわかりました。
このイメージの不当利用に対して人々が落胆していることから、フェンダーの強みと評判を証明することができました。

④ 新プロダクトキャンペーン発案

ターゲット層へのアプローチ
#MyFleaStyleキャンペーンの企画

分析結果から分かったこと

大会ロゴに関するセンチメント分析は特に注意しモニタリングしていました。
フェンダーギターイメージの不当利用に関するAngerのセンチメントを可視化すると、フェンダーへのAngerはなく、大会運営に直接のAngerのセンチメントがあることがわかりました。
このイメージの不当利用に対して人々が落胆していることから、フェンダーの強みと評判を証明することができました。

ターゲットへのアプローチ

この顧客インサイトの分析結果から、 #MyFleaStyleキャンペーンを実施しました。このキャンペーンでは自分の独特な音楽スタイルを写真でアップすることを呼びかけました。
Fleaが投稿された写真から優勝者を決め、優勝者には新しいベース商品がプレゼントされました。数々の投稿からファンのインサイトを分析できたため、キャンペーンは成功しました。

まとめ

現在の顧客・ファンを理解する
■新たなターゲット層の可視化
■ 潜在的な危機についてのモニタリング
新規プロダクト発案のためのデータ収集

 
 

 

 

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