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ブルーマンデーはコロナによって変わったのか

こんにちは。ブレインパッドBrandwatchチームの飯塚です。

 

土日(特に日曜日)を満喫していると迫りくる月曜日をふと思い出して憂鬱な気持ちになりませんか..?

そんな憂鬱な気持ちのことを「ブルーマンデー(サザエさん症候群)」と世間では言っているようです。

そこで、今回はブルーマンデー(サザエさん症候群)について、コロナ前後で「投稿量と投稿の傾向に何か変化があったのか?」「ブルーマンデーの解消方法の属性に何か変化があったのか?」について分析してみました。

 

※本記事は心理学的に基づいた結果ではなく、あくまでも自社ツール「Brandwatch」を用いたソーシャルメディア分析の結果や傾向をまとめたものとなります。ご承知おきください。
 

 

 
 

コロナ前後でのブルーマンデー投稿量比較

 

コロナ前(2018/8/1~2019/8/31)とコロナ後(2021/8/1~2022/8/31)でそれぞれの投稿量や推移について分析を行いました。

 

Twitter全体の投稿量とブルーマンデーに関する投稿量で比較したところ、Twitter全体は投稿量が増加しているのに対し、ユニークオーサー数は減少しています。一方一方ブルーマンデーキーワード(例:「明日から仕事」「 明日からまた仕事」等)は、コロナ前と比較するとコロナ後は投稿量、ユニークオーサー数共に増加しています。このことから、コロナ後はブルーマンデーに関する投稿をしているユーザーが増加していることがわかります。

続いて、ブルーマンデーに関する投稿量の推移を比較してみました。

投稿量に違いはありますが、 GW、お盆、年末年始と長期休み後に投稿量が盛り上がっていることがわかります。

長期休み明けにブルーマンデーに関する投稿をするユーザーが多いことがわかります。

ブルーマンデーの曜日、時間帯による変化

コロナ前後の曜日ごとの投稿量を調査してみました。

コロナ前後とも日曜日と月曜日が投稿量の割合が高くなっています。

 

コロナ後は火曜日の投稿量が増えていました。

調査で使用していたキーワードそれぞれを分解し、どのキーワードが最も多く使用されているか見たところ「明日から仕事 OR 明日からまた仕事」が91%の投稿量を占めていました。月曜日が祝日等で休みで、仕事開始が火曜日になったため、ブルーマンデーに関する投稿が増加したのだと考えられます。

 

※コロナ前期間で月曜日が祝日だった日数は0。対してコロナ後期間で月曜日が祝日だった日数は5。

 

またコロナ前の木曜日で最も投稿量割合が高かったのが、2019年のお盆終わりでそのため投稿量が増えたと考えられます。

さらにコロナ前後で曜日×時間ごとの投稿量を調査しました。

コロナ前後とも日曜日の夜(19~23時)の投稿量が最も多く、月曜の朝(4~10時)も投稿量が多くなる傾向がありました。

投稿時間についてはコロナ前後で投稿傾向にさほど変化が現れていないことがわかります。

ブルーマンデー解消法

では、人々はどのようなことでブルーマンデーを乗り越えているのでしょうか?

カテゴライズしてみると、コロナ前後ともに「趣味」と「次の休み」についての投稿が多いことがわかります。

コロナ後は趣味・グルメの投稿割合が高くなっており、反対に外出、人との接触が多い「友人恋人」「スポーツ」の割合が低くなっています。

意外なブルーマンデー解消方法

前段のブルーマンデー解消方法に該当する投稿を除外し、意外なブルーマンデー解消方法を挙げている投稿をピックアップしました。

下記の投稿内容下段にありますように、毎週月曜日に発売される「週刊少年ジャンプ」を楽しみにしているユーザーは他にも多数見受けられました。

分析結果の活用方法

今回の分析結果から活用方法を考案してみました。

 

  • ブルーマンデーに関する投稿の増加に伴い、解消方法のサービスや商品の需要も高まっていると考えられます。特に「友人恋人との関わり」「スポーツ」を解消方法にしていたユーザーは、コロナの影響から解消方法に対して悩みを抱えている可能性があります。解消に向けたサービスや商品の新たなターゲット層になり得るかもしれません。
  • 通常企業からのSNSを通した情報発信は、アクセス数が多い休日や夜の時間帯が多い印象ですが、ブルーマンデーに関する投稿が多い日曜日の夜(19~23時)や月曜日にユーザーの興味関心が高い新情報等を発信することで、ブルーマンデーの気分を軽減させることができ、ユーザーの関心やポジティブな反応を多く得ることができるかもしれません。

 

このように、Brandwatchでの分析結果を用いてユーザーのマインドを把握し、新規ユーザーを獲得するための示唆を得ることもできます。さまざまな業界で多種多様な活用実績がございます。ご興味がありましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

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