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機能性表示食品に関する消費者の実態分析

こんにちは。ブレインパッドBrandwatchチームの飯塚です。

お正月の終わりを告げるお腹についたお肉を落とすため、ダイエットしようかなと考えている今日この頃かと思います。
そこで、今回は「機能性表示食品」というテーマで、「メーカーが訴求している食品機能通りに投稿量が多いか?」、「消費者が食べ物に何を求めているのか?」「消費者がポジティブに捉えている機能性は何か?」について分析してみました。

※本記事は、あくまでも自社ツール「Brandwatch」を用いたソーシャルメディア分析の結果や傾向をまとめたものとなります。ご承知おきください。
 
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機能性表示食品の動向

機能性表示食品制度は2015年4月1日にスタートした制度です。届出総数は、8年目を迎えた2022年5月25日時点で5,504件(撤回を引いた実数は4,961件)となっています。過去7年間、毎年右肩上がりで届出件数が増加しており、『しゃべくり007』で、タレントのマツコ・デラックスさんが「ヤクルト1000を飲んでからすごく眠りがよくなった」と話すと、翌日からスーパーなどで欠品が続くようになりました。
このような背景から機能性は今後の需要拡大が想定されています。

引用元:「薬事法マーケティングの教科書調査」記事

大手食品メーカーの食品機能別投稿割合

A企業、B企業、C企業は「タンパク質・プロテイン」の投稿量が最も多くなっています。
これは、対象とした食品にタンパク質・プロテインが機能として備わっているものが主な要因となっているが、C企業に関してはプロテインを飲む際に「C企業の機能性飲料」で割っている投稿が多かったため、投稿量が多くなっています。
D企業は、ビタミンや食物繊維をアピールした食品が多かったため、「栄養素」の投稿が最も多いです。

タンパク質の需要について

「タンパク質・プロテイン」の投稿量が多くなっていることがわかったため、タンパク質が含まれる投稿を調査しました。
Twitter全体の投稿量とタンパク質に関する投稿量で比較したところ、タンパク質に関する投稿量は2020年以降増加していることがわかります。2018年から2019年のタンパク質の投稿量は、RTありなしともに約10%減少していますが、Twitter全体の投稿量も減少していたことから、タンパク質について投稿されなくなったのではなく、投稿数自体が前年と比較して減少したためと考えられます。

消費者は食べ物に何を求めているのか?

食品機能に関する投稿を取得するために「食べる」や「機能」「効果」などを掛け合わせ、消費者が食べ物に何を求めているのか調査しました。
結果として、「疲労回復」に関する投稿が最も多くなっており、「元気を出すために何か食べる」か「食べたら元気になった」の二通りが主な投稿内容となっていました。

消費者がポジティブに捉えている食品の機能性は何か?

最もポジティブな投稿量割合が高かった「睡眠」に注目してみました。
よく食べて、よく寝る」といった投稿がポジティブ全体で10%ありました。
これは、健康に直結する手段として最も取り組みやすく、また効果があるものだと捉えられているからだと考えられます。
また、ポジティブの投稿量割合が低かった「ロカボ・低炭水化物」については、「ロカボ食品でも美味しかった」といった投稿が25%近くを占めていました
これは、低炭水化物ダイエットといった糖質を気にしなくてはいけない行動にも食品には美味しさを求めている消費者の考えが現れた結果であると考えられます。


 
 

 

 

分析結果まとめ

メーカーが訴求している食品機能通りに投稿量が多いか?

  • A企業、B企業、C企業は、対象とした食品にタンパク質・プロテインが機能として備わっていたため、「タンパク質・プロテイン」の投稿量が最も多くなっていました。一方D企業は、ビタミンや食物繊維をアピールした食品が多かったため、「栄養素」の投稿が最も多くなっていたことから、各メーカーが訴求している食品機能に合致した投稿量となっていました。

消費者が食べ物に何を求めているのか?

  • 「疲労回復」に関する投稿が最も多くなっており、「元気を出すために何か食べる」か「食べたら元気になった」の二通りが主な投稿内容となっていました。

消費者がポジティブに捉えている機能性は何か

  • 「よく食べて、よく寝る」といった投稿がポジティブ全体で10%ありました。これは、健康に直結する手段として最も取り組みやすく、また効果があるものだと捉えられているからだと考えられます。
  • ポジティブの投稿量割合が低かった「ロカボ・低炭水化物」については、「ロカボ食品でも美味しかった」といった投稿が25%近くを占めていました。これは、低炭水化物ダイエットといった糖質を気にしなくてはいけない行動にも食品には美味しさを求めている消費者の考えが現れた結果であると考えられます。

このように、Brandwatchでの分析結果を用いてユーザーのマインドを把握し、新規サービスや製品開発に役立てられるアイディアを得ることができます。また、ユーザーの実際の投稿(声)を分析することで、商品プロモーション企画の新たな切り口が見つかるかもしれません。

さまざまな業界で多種多様な活用実績がございますので、ご興味がありましたらぜひお気軽にお問い合わせください。

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