データサイエンティスト育成講座 株式会社ブレインパッド

イベント通信

公開講座(2022年12月)開催レポート


2023年01月05日


こんにちは!ブレインパッド、データ活用人材育成サービスの高橋です。

新年を迎え、寒さも一段と厳しくなってまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、昨年の12月1日(木)~13日(火)にデータサイエンティスト入門研修(公開講座)を開催し、今回も多くの方々に受講していただきました。また過去の開催回においても毎回、様々な背景を持った方々に受講していただいております。

そこで本記事では、最近の受講者の傾向として「どのような人がどのような目的を持って受講しているのか」ということについて、受講後の感想や変化も取り上げながらお届けしていきます。

次回以降のデータサイエンティスト入門研修の受講を検討されている方にとって参考になる部分もあるかと思いますので、ぜひとも最後までお付き合いください!

 
トピック:
1.最近の受講者の業種・職種
2.最近の受講者の参加動機
3.当社の研修では現場で活かせる実践力を鍛える
4.まとめ

 

1.最近の受講者の業種・職種

まずは、最近の受講者の傾向としてどのような業種・職種の方が多いのかをお伝えしていきます。

なお、ここから紹介するグラフはデータサイエンティスト入門研修の過去3開催分(2022年6月、9月、12月)の受講者のデータをもとに集計したものとなっています。

まず受講者の業種については、「ITサービス業」が最も多く、全体の半数以上を占めています。次いで、「製造・販売業」、「金融・保険業」が多い状況です。(下図 グラフ1:業種ごとの受講者の割合)

グラフ1:業種ごとの受講者の割合

ITサービス業の受講者が多い要因としては、DXの潮流においてシステム開発を内製化する動きが活発化していることによりSler(システムインテグレータ)からの需要が高まっていることなどが考えられます。

 

また受講者の職種については、「ITエンジニア」と「企画・マーケティング」が特に多い傾向にあり、それぞれが全受講者の3割程度の割合を占めています。(下図 グラフ2:職種ごとの受講者の割合)

グラフ2:職種ごとの受講者の割合

「企画・マーケティング」の受講者の中には、社内データの利活用推進やデジタル技術を活用した新規事業の企画などに携わっている方も多くいらっしゃいます。

 

2.最近の受講者の参加動機

次に、最近の受講者の傾向をさらに深堀りしていきます。

受講者の方々は実務においてどのような課題を抱えていて、どのようなスキルを習得するために当社の研修への参加を決めているのでしょうか。

もちろん、各人のスキルレベルや置かれている状況によって抱えている課題は様々です。とはいえ、実際に当社の研修にお申し込みいただいた方々に参加動機をお聞きすると、多くの方から寄せられる声があります。

それは「現場で活かせる実践的なスキルを習得したい」ということです。こういった声は、データ分析について全くの初学者の方からも、現場である程度の経験がある方からも、共通して多く寄せられています。

そこで、当社の研修に実際にお申し込みいただいた方々に、受講前にヒアリングした生の声をいくつか紹介します。

<受講者の研修前の声>  
ー 受講者 Aさんの場合(金融・保険業/「これからはじめるデータサイエンス入門」受講)
「半年ほど前から社内データの利活用推進に携わっているが、課題設定や仮説の立て方が難しく苦戦している。この研修で、データ分析を実務で活用する際の考え方のコツやデータの集計・可視化の勘所を教えていただきたい。」
 
ー 受講者 Bさんの場合(ITサービス業/「現場で活かせる統計解析実践」受講)
「現在、現場の課題をデータを用いて解決しようと技術検討しているが、課題の複雑さゆえ、どのようにアプローチしたらよいか分からない。そこで、現場におけるデータを用いた課題解決の具体例を学びたい。」
 
ー 受講者 Cさんの場合(ITサービス業/「機械学習による問題解決実践」受講)
「今年からデータ分析のプロジェクト(数理最適化)に参画している。まだ独学でしか学べていないため、体系的にPythonでのテクニックやデータ分析の知識を習得したい。」
 

このように、データ活用の現場での課題に対して解決の糸口となるスキルを習得するために当社の研修に申し込んでいただくケースが増えています。

加えて、最近データ活用業務を担当し始めたばかり、もしくは近々初めて担当することになる予定、といった受講者の方も多くいらっしゃいます。やはり近年、DXに取り組んでいる企業が増えてきており、DXの現場で活かせる実践力を習得する必要に迫られているケースは多いようです。

そういった背景もあり、現場の複雑な課題に対しても使える汎用的な考え方や実践的なテクニックなど、実務に直結するスキルの需要は高まっていると言えます。

 

3.当社の研修では現場で活かせる実践力を鍛える

「現場で活かせる実践的なスキルを習得したい」という目的を持っている方々にとって、当社が提供する研修はまさにそのニーズに応えられるものとなっています。

というのも、当社の研修は実践的な総合演習を主軸にカリキュラムを組んでおり、現場で活かせる実践力を鍛えることを重視した研修となっているからです。(下図 総合演習用の説明資料の一部)

総合演習用の説明資料の一部

 

実際の分析現場を模擬的に体験できる総合演習では、グループワークにおいて受講者自ら考え、手を動かし、アウトプットしていただきます。

その中でデータの見方や扱い方、施策提案における分析結果の見せ方に至るまで、体験を通じて学んでいただきます。そのため、データ分析の現場ですぐに使える実践的なスキルを身につけることができます。

実際、研修受講後のアンケートにおいて、受講者の皆様から次のような感想をいただいております。

<受講者の研修後の声>    
ー 受講者 Dさんの感想(「これからはじめるデータサイエンス入門」受講)
「実際に手を動かすことで試行錯誤ができ、講義で学んだことが身についた手ごたえがあった。また、利用したデータの中身も実務に近そうなものであり、今回学んだことを実務に適用する際に出くわしそうな問題点も体感することができたと感じた。」
 
ー 受講者 Eさんの感想(「現場で活かせる統計解析実践」受講)
「演習中心の研修で、Pythonでのデータの扱い方を学ぶことができた上、案件ベースの演習を通して実務での進め方のイメージをつかむことができた。」
 
ー 受講者 Fさんの感想(「機械学習による問題解決実践」受講)
「実践に近い形の演習が主体だったため、単に個別の手法や処理の理解にとどまらず、ゴールにたどり着くまでの全体像を把握することができた。」

このように当社の研修にご参加いただいた多くの受講者の方々に、実践的な演習を通じて実務につながる学びを実感していただいております。

 
 

4.まとめ

今回は、当社の研修における受講者のニーズや研修後の変化にも着目して、最近の受講者の傾向をお伝えしてきました。ここ数年でご受講いただいた皆様の傾向として、データ活用の現場における複雑な課題に対応できるような実践的なスキルが足りていない、といった課題を抱えている方が多くいらっしゃいます。

当社の研修は、DXの専業部署やデータ活用現場の最前線で活躍するための基礎リテラシーをはじめ、ビジネス現場でのデータ活用プロジェクトを想定した演習を取り入れた実践的なカリキュラムとなっております。そのため同様の課題を抱えている方にとって、その課題の解決につながる研修となっておりますのでぜひとも研修への参加をご検討ください。

次回のデータサイエンティスト入門研修の開催は2023年3月です。詳細なスケジュールは下記リンクからお確かめください。皆様のご参加を心よりお待ちしております。

 

◆◆ 直近開催のブレインパッド講座「データサイエンティスト入門研修」のご案内 ◆◆

・2023年3月02日(木)~3月03日(金) 『これからはじめるデータサイエンス入門
・2023年3月06日(月)~3月07日(火) 『SQLによる集計・分析
・2023年3月08日(水)~3月10日(金) 『現場で活かせる統計解析実践
・2023年3月13日(月)~3月14日(火) 『機械学習による問題解決実践
・2023年3月15日(水)~3月16日(木) 『Pythonではじめるディープラーニング実践:画像解析入門

お問い合わせ・お申込みをお待ちしております。