02新「Rtoaster」を徹底解説!新ロゴに込めた想い

2020年10月、これまでの“プライベートDMP”から”企業のマーケティングDXをデータドリブンに実現する"データビジネス・プラットフォーム”へとリブランドした「Rtoaster」。それに伴って、10年以上にわたって使い続けてきたブランドのロゴも新しく生まれ変わりました。

新しくなったRtoasterではブランド全体のロゴに加え、サービスの根幹を担う3つの主要モジュール(機能)にもそれぞれのロゴが作成されています。プロダクトの世界観を表現する存在として欠かせないロゴにはどのような思いが込められているのか。前回に続きプロダクト開発部長を務める上川晃二朗さんに話を聞きました。

開発者プロフィール

株式会社ブレインパッド

プロダクト開発部長
上川晃二朗

事業会社でテクニカルサポート、マーケティング、商品企画などを経験後、さらに新しいものを生み出すことに興味をいだき、ブレインパッドに入社。コンサルタントを経て、自社製品Rtoasterのプロダクトオーナーを務める。

テーマは「循環」、10年以上使い続けたロゴを変えた理由

── 前回はリブランドの背景や新生Rtoasterが目指していく方向性についてお話を伺いました。このリブランドに伴って、これまで10年以上にわたって使い続けてきたロゴも新しくなりましたね

Rtoasterとして提供していきたい価値や根底にある思想と、お客様からのイメージとの間にある“ギャップ”を埋めていくことがリブランドのテーマの1つです。プロダクトのシンボルである「ロゴ」はその上で重要な役割を担います。

今までのロゴは「イン・アウト」を表現していました。企業のデータ活用基盤としてさまざまなデータを収集・統合(インプット)し、そのデータを軸に最適な顧客体験に活かしていく(アウトプット)。そのお手伝いをする存在こそがRtoasterであるという世界観を示したものです。

ただ、プロダクトが提供できる価値やお客様のニーズが変わってくる中で、そこに違和感を持つようにもなりました。端的には「イン・アウト」で終わってはいけないのではないか、と。

── 「イン・アウト」で終わらないとはどのような意味合いでしょうか?

アウトプットをするとさまざまなフィードバックが得られます。成果を出すには、そのフィードバックを次の仮説検証へと繋げていくことこそが重要です。つまりイン・アウトで終わるのではなく、アウトからインへともう一度“循環”させていく必要があるんです。

ある施策に対して、消費者がこのようなリアクションをした。ということは、もしかしたらプロダクトのこの部分を改善する必要があるかもしれないーー。このサイクルを回し続けることがポイントです。

Rtoasterが本当に目指したい姿やお客様に提供したい価値を考えた上でも、「循環」は大切なキーワードになります。だからこそ新しいロゴにも循環の要素を付け加えることを意識しました

── 新ロゴのテーマを一言で表すと「循環」ということですね

1つ付け加えるとしたら、循環と言ってもずっと同じことだけをぐるぐるやっていても成果は上がりづらい。仮説検証が終わったら次の課題は何か、新しいループを回していくことが重要です。

螺旋状に改善を続けながら、自分たちが目指したい方向に対して進んでいくことをイメージしながらロゴを作りました。Rtoasterを通じてお客様に成長していることや成果に結びついていることを実感してもらい、究極的にはRtoasterを卒業してもらってもいい。そんな想いを表現できればという期待も込めました。

ロゴから紐解く、Rtoasterが目指す世界観

Rtoaster の全体像 3つの主要機能を束ねる

── 今回はRtoasterの主軸となる、3つの機能(モジュール)にもそれぞれロゴが付与されています。各ロゴに関しても意図を教えてください

Rtoaster insight+ 「CDP(データ統合基盤)」

「Rtoaster insight+(アールトースター インサイト・プラス)」のロゴでは登場人物の関係性と、 insight+を使う担当者の視点を意識しました。

登場人物は企業と消費者とマーケット。担当者はこれらのデータを俯瞰しながら意思決定をしていくので、俯瞰的な視点になります。 insight+の提供価値自体もいろいろなデータを統合し、分析や可視化を通じて担当者の意思決定をサポートすること。そのイメージをロゴに落とし込みました。

Rtoaster action+ 「接客チャネル最適化」

一方で「Rtoaster action+(アールトースター アクション・プラス)」の場合、担当者の視点はどちらかという主観的です。Webサイト内やアプリ内など“自分のお店”に来訪してくれたお客さんに対して、いろいろな提案をしていきます。

マーケティング風に言えばさまざまな施策を連続的に打ち出しながら、お客さんごとの反応を確かめていく。それを表すために矢印が一方向へ向かうデザインを選びました。

Rtoaster reach+ 「マルチチャネルメッセージング」

最後の「Rtoaster reach+(アールトースター リーチ・プラス)」のロゴでは企業と消費者が結ばれている状態を表現しています。MAツールなどで「たくさんのシナリオを組めること」を企業に訴求したとしても、消費者の視点ではたくさんのメッセージがどんどん送られてくると、かえって嫌な気持ちになりますよね。

「エンゲージメント」という言葉がよく使われますが、企業と消費者がうまい具合に結びついて、お互いにとっていい関係性が生まれる。「その人にどのようなメッセージを届ければ、もっとお近づきになれるのか」を試行錯誤する際に役立つ機能にしたいという想いから、このロゴを採用しています。

ロゴは意思決定に迷った際に立ち戻れる存在

── 具体的にロゴを決めていく上では悩みや葛藤もあったそうですね

13〜14年使用してきたロゴだったのであまり変えたくない気持ちがありつつも、やっぱり変えたい。悩ましい部分もあり、デザイナーにとっては手間もかかるし難しいオーダーをしてしまいました。

たとえば循環とイン・アウト、それぞれのパラメーターを調整しながら複数案を作ってみる。旧ロゴに寄せた場合と思い切って変えた場合などを比べてみるなど、細かく調整しながら複数のパターンを作成してもらい、その中から選定する形で進めました。

結果的には5テイクくらいを経て、古いロゴを活用しながらも明らかに変わった部分も出せるロゴになったと思います。これまでやってきた重みを残した上で、あらためてRtoasterで大事にしていきたい価値観を表現できているなと。

── 上川さんとしても納得の出来栄えになっているということですね

今回最も重要視したのが、今後Rtoaster全体や各モジュールに関してアイデアを考える際に立ち戻る基準になることです。

メンバーが「こういう機能をこのような形で提供して良いのか」と判断に悩んだ際、ロゴに立ち戻ることが正しい意思決定を後押ししてくれる。もちろんガイドラインも用意していますが、個人的にはロゴも同じような存在になっていくといいなと考えています。

さらには、立ち戻る基準や思いを大切にしながら、ロゴにも表現した「データの企業内での循環」をさらに推進することで、お客様企業と消費者とのより良いコミュニケーションの実現や、製品自体の改良・改善など、さらに幅広くご活用いただけるよう、Rtoasterに関わるメンバー全員で、個々の機能・サービスの価値や利便性を、継続的に高めていきたいと思っています。

閉じる