ブレインパッド、”改正物流効率化法”に対応する
「CLO(物流統括責任者)向けダッシュボード」を2026年4月より提供開始、
アラートで異変の検知が可能、かつ4画面構成で迷わない!データ診断・整備も実施
- データドリブンな物流環境の改善により、持続可能な物流を実現 -
株式会社ブレインパッド(本社:東京都港区、代表取締役社長 CEO 関口 朋宏、以下:ブレインパッド)は、改正物流効率化法(*1)に基づく2026年4月からの「物流中長期計画の提出・実績の定期報告」の義務化(*2)に対応するための、社内外に分散した物流データを統合・可視化する「CLO(*3)向けダッシュボード」を2026年4月より提供開始することを発表します。
本ソリューションは、CLOが直面するユースケースを想定したシンプルな4画面構成を採用し、アラートを起点に異変に気付くことができ、迷わず的確な状況判断が可能となります。また、データ診断・データ整備も実施します。ブレインパッドは、「CLO向けダッシュボード」の提供を通じて、持続可能な物流の実現に貢献してまいります。
「CLO向けダッシュボード」が必要とされる背景
国土交通省が発表している物流の「2024年問題」に「2030年には輸送能力が約34%(9億トン相当)不足する可能性がある」と記載がある(*4)通り、物流の持続可能性が脅かされています。この社会問題に対し、2025年4月より「物流効率化法」が段階的に施行され、2026年4月からは「CLOの選任」および「物流中長期計画の提出・実績の定期報告」が義務化されます。
法令を遵守するためにも、物流現場の改善に向けた議論が必要ですが、そのためには現場実態を反映した「信頼性の高いデータ」の整備が大きな壁となっています。

「CLO向けダッシュボード」のトップ画面
検知された異変を知らせるアラートを確認するイメージ
具体的には、以下2つの課題があります。
① 情報の分断:営業・製造・物流それぞれの目的に応じて、異なるシステムや表計算ソフトでデータを管理している。また、委託会社との間でデータが分断されている。
②管理体系の分断:データのコード体系(*5)がバラバラなため、集めることはできても、データを統合することが簡単にできない。
これらの2つの課題を解消して現場の見える化を実現しなければ、物流の現場改善は進みません。
ブレインパッドは、物流効率化法の施行をコンプライアンス対応としてではなく、「積年の物流課題を根本から見直すターニングポイント」として捉えています。点在する物流データを整理・統合・可視化し、データドリブンに物流現場の改善を図ることこそが、今求められている物流DXの本質です。
「CLO向けダッシュボード」の提供価値
「CLO向けダッシュボード」は会社や部署の枠を超えたデータに基づく議論と改善を促進し、持続可能なサプライチェーンの構築を支援します。本ソリューションの主要な価値は以下の3点です。
① 散在するデータを整備し、現場の状況を見える化
意思決定の材料とするためには「不揃いなフォーマットやコード体系」、「登録内容の不備(欠落等)」を解消する必要があります。ブレインパッドはデータ分析の専門企業として20年超の実績を持ち、その経験に裏打ちされたデータアセスメント(*6)、およびデータクレンジング(*7)技術により、分散したデータを整備・統合し、信頼性の高いデータ基盤を構築します。

4つのデータアセスメントプロセスのイメージ
② 管理指標/切り口を、個社に応じてカスタマイズ可能
管理したい指標/切り口は、各社の物流構造や物流委託契約、納品条件などにより異なります。「CLO向けダッシュボード」は標準的な指標/切り口を初期テンプレートとして提供しつつ、各社のニーズに合わせて最適化したダッシュボードを作成・提供します。国土交通省へ報告するためのフォーマットとしての活用も検討できます。
③ シンプルな4画面で構成され、アラート機能で異常検知できる「迷わないダッシュボード」
物流のプロフェッショナルは複数の指標を組み合わせて多面的に状況を把握し、意思決定を行います。「CLO向けダッシュボード」は、ダッシュボードに採用する指標を個社ごとに最低限かつ最適化されたものに絞り込むことで、高度な状況理解を誰でも迷わず行えるように設計されています。
さらに、重要指標についてはアラートを設定できます。「予算値から○%以上乖離がある」など、アラート条件を満たす箇所を強調表示させ、異常検知が可能です。

アラート画面のイメージ
より詳細分析をしたい場合には、追加プランとして、原因深掘りが可能なメンバー向けダッシュボードも利用可能です。

メンバー向けの詳細分析画面(一例)
「CLO向けダッシュボード」のユースケース例 :運行時間の長期化
下記の4手順で、運行時間の長期化の検知から改善指示までを迅速に実施します。
| 手順 | 内容 |
| ① 問題発見 | 経営指標を確認し、物流コストが悪化していることを把握 |
| ② 問題範囲の絞り込み | 売上・コスト比較画面でアラートを確認し、特定の拠点・事業の輸配送コストに問題箇所を絞り込み |
| ③ 原因特定 | 輸配送KPI画面でアラートを確認し、「運行時間」が原因であることを特定 |
| ④ アクション | 荷待時間の長時間化など、さらなる原因深掘りと改善をメンバーへ指示 |

ユースケース「運行時間の長期化」:問題発見からアクションまでのイメージ
サービスメニュー全体像:1~2か月という短期間での構築、運用開始を実現
① 要件定義とデータの状態の確認
個社ごとに最適化されたダッシュボードを構築するために、管理指標・アラートロジックの定義、構築に必要なデータの状態の確認を実施します。
② 必要に応じて、追加メニューの実施(※追加料金が発生します)
「データ更新用のパイプライン構築」や「標準範囲に収まらない独自の指標追加」、「複雑なデータクレンジング」が必要になった場合は、追加サービスとして要件定義や実装を柔軟に実施します。
③ 成果を最大化する「活用支援」
導入後は定期的なデータ更新(月次~週次)やQ&A対応をサポートします。また、追加サービスとして、社内定着化に向けた研修開催やダッシュボード活用代行支援も提供可能です。

サービスメニュー(期間は目安)
CLO向けダッシュボード概要(予定)
| 製品名 | CLO向けダッシュボード |
| 提供開始予定日 | 2026年4月 |
| 標準価格(税抜) | 月額50万円~(予定) |
| 問い合わせ先 | お問い合わせフォームよりお願いいたします。 |
株式会社ブレインパッド ロジスティクス経営士 (NO.19002) 池田 大介 コメント

CLOとは、社内外に向けて自社の競争力を最大化するSCM(サプライチェーンマネジメント)の在り方を、能動的に提案・実行できるポジションであると考えます。
しかし現実には、営業・需給・製造・物流の各部門でシステムが断絶し、データの活用方法もバラバラであるケースが少なくありません。
CLOを設置しただけで、直ちに「シングルソース・オブ・トゥルース(信頼できる唯一の情報源)」が確立されるわけではありません。真に物流を「経費(コストセンター)」から、ROEやキャッシュフローを最大化する「価値創造の源泉(プロフィットセンター)」へと昇華させるためには、経営戦略の中心に据えるための共通指標(KPI)が必要です。
CLO向けダッシュボードは、バラバラのコード体系を可視化し、情報の分断を解消します。CLOが迅速かつ的確な経営判断を下すための「最強の武器」として、貴社の成長を支援します。
※ 池田経歴:卸売業のロジスティクス企画・3PL事業部での勤務から、大手メーカー経営企画/SCM本部長を経て、ブレインパッドへ参画。
株式会社ブレインパッド 副社長執行役員 COO(Chief Operating Officer) 西村 順 コメント

日本の物流現場は長年、荷主と顧客双方からの複雑多様かつ高いサービス品質の要求に応えるべく、現場の人間力とすり合わせの力でなんとか支えられてきました。結果的に現場のオペレーションを支えるための副作用として、多種多用な帳票類・システム・Excelなどが生まれ、データの一元的な管理や見える化の難易度が上がってしまうという、いわばジレンマを抱えていました。
「CLO向けダッシュボード」はそうしたバラバラのコード体系やデータであっても、当社独自のデータ補完・クレンジング技術により現状把握に必要な情報を見える化し、CLOの意思決定を支援します。
本ソリューションが日本の物流現場の課題解決、高度化に寄与することを大いに期待しています。
(*1)国土交通省「物流効率化法について」
https://www.mlit.go.jp/seisakutokatsu/freight/seisakutokatsu_freight_mn1_000029.html
(*2)「物流効率化法」理解促進ポータルサイト「定期報告」
https://www.revised-logistics-act-portal.mlit.go.jp/regular-report/
(*3)「物流効率化法」理解促進ポータルサイト「物流統括管理者(CLO)の選任」
https://www.revised-logistics-act-portal.mlit.go.jp/clo/
(*4)国土交通省「物流の2024年問題について」
https://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/content/001620626.pdf
(*5)コード体系とは、モノ、人、情報などをITシステム上で一意に識別・管理するために定義された、ルールに基づいた文字や数字の列のこと。
(*6)データアセスメントとは、企業や組織が持っているデータが活用できる状態かどうかをチェックすること。
(*7)データクレンジングとは、データを活用できる状態に整備すること。
ご参考情報
● 株式会社ブレインパッドについて
本社所在地:東京都港区六本木三丁目1番1号 六本木ティーキューブ
上場市場:東京証券取引所 プライム市場(証券コード 3655)
設立:2004年3月
代表者:代表取締役社長 CEO 関口 朋宏
資本金:597百万円(2025年6月30日現在)
従業員数:589名(連結、2025年6月30日現在)
事業内容:データ活用を通じて企業の経営改善を支援するプロフェッショナルサービス、プロダクトサービス
*本ニュースリリースに記載されている会社名・商品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。
*本ニュースリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
以上