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2022年にビジネス層にいちばん読まれた「DX記事」ランキング

公開日
2023.01.17
更新日
2024.02.22

「2025年の崖」と言われる2025年まであと2年。DOORSメディアでも、最近は「DXとは何か」といった概要だけでなく、DXを推進するための技術や業界ごとの問題など、さまざまな記事が読まれています。企業によってはDXが実践段階に入って、より具体的・実践的な内容への関心が高まっているようです。

DOORSメディアでも事例やノウハウをご紹介していますが、今回はそのなかでも2022年に最も読まれた記事を、カテゴリーごとに5つずつランキング形式でご紹介します。

※四半期ごとのランキングは、こちらからお読みいただけます。

    • 2022年1月~3月のランキングはこちら

    • 2022年4月~6月のランキングはこちら

    • 2022年7月~9月のランキングはこちら

目次

1.「ナレッジ」ランキングTOP5

「ナレッジ」は、DXプロジェクトのノウハウ・事例をまとめたカテゴリーです。現場で起こるリアルな利用シーンから、さまざまな視点で役立つ記事を掲載しています。DXの概要だけでなく、より深く実践的なTipsや技術を理解したい方におすすめです。

1位 【前編】数理最適化の新時代到来 ~最適化→予測でDXは加速する~

数理最適化とは、最適なアクションを決定するための方法論です。機械学習とは異なりますが、大きな関連があります。数理最適化では、機械学習で算出した未来の予測値を使ってシミュレーションを行い、業務や経営におけるさまざまな意思決定をサポートすることもできます。

こちらの記事では数理最適化の可能性と未来、ビジネスの意思決定を加速させる方法について解説しています。

1位 【前編】数理最適化の新時代到来 ~最適化→予測でDXは加速する~

2位 成功ポイントを知る。マテリアルズ・インフォマティクス実践編

マテリアルズ・インフォマティクスは、材料開発のプロセスにAIを活用する試みです。AIを使って、組み合わせの結果や必要な材料を予測することで、材料開発のプロセスにブレークスルーを起こすことができます。しかし、効果的な分析や予測を行うためには十分で偏りのないデータ量が欠かせません。そのため、活用するためにはデータの収集が課題となっています。

こちらの記事では「データは少ないが、なんとかマテリアルズ・インフォマティクスを活用したい」というリクエストに対しどのように立ち向かったか、その難しさと解決方法について解説しています。

2位 成功ポイントを知る。マテリアルズ・インフォマティクス実践編

3位 DX時代に不可欠な、データ活用人材を育成するコツとは~累計7万人以上の育成経験を通して見えてきたこと~

「データ分析と統計学の基礎は読み書き、そろばん同様にビジネスパーソンに必要なリテラシーとスキルだ」。これは、某企業の取締役の言葉です。これからは、データサイエンティストだけではなく、すべてのビジネスパーソンにもデータを活用するスキルやリテラシーが求められる時代になってきています。

こちらの記事では、これからの時代に向けて必要となる「DX人材の育成」について、ブレインパッドが累計7万人以上のデータ活用人材育成支援を行い、見えてきた成功のポイントを解説しています。

3位 DX時代に不可欠な、データ活用人材を育成するコツとは
~累計7万人以上の育成経験を通して見えてきたこと~

4位 データ分析を用いた、ダイナミック・プライシングの実用化~DX時代における物販ビジネスへの適用、浸透~

データを活用するリアルタイムなダイナミック・プライシングは、これまでは難しいものでした。高度な技術やリアルタイムなデータの収集が必要だからです。

しかし、データ管理・分析技術の進歩とAIの導入により、状況に応じた柔軟なプライシングが実現しつつあります。ダイナミック・プライシングは今後、日本の「物販DX」を支えるものになるでしょう。

こちらの記事では、ダイナミック・プライシングの概要と仕組み、現在の状況について解説しています。

4位 データ分析を用いた、ダイナミック・プライシングの実用化
~DX時代における物販ビジネスへの適用、浸透~

5位 データをアクションにつなげる技術「数理最適化」とは?

数理最適化は、機械学習や深層学習と同じく、データを活用するための一手段です。機械学習や深層学習ではデータを分類して予測を行い、数理最適化はそこから適切な意思決定を導き出します。数理最適化は、ビジネスでは最適解の発見、判断の自動化、見積もりやシミュレーションなどにも使われています。

こちらの記事では、数理最適化とはどんな技術なのか、どういう役割があり、どう活用すればよいのかを解説しています。

5位 データをアクションにつなげる技術「数理最適化」とは?

2.「特集」ランキングTOP5

「特集」は、対談やイベントレポートなど、リアルなクライアントの声をお届けするカテゴリーです。業界のトップ企業や、専門領域に特化したビジネスパーソンとの対談、日本を代表する企業の事例などから見えてくる「DX」についてご紹介しています。

具体的な事例からDXのイメージをつかみ、自社の企業戦略にDXを組み込んで推進するために参考になる記事ばかりです。

1位 【前編】伊藤忠商事が掲げる「次世代商人とDX」 ~DOORS BrainPad DX Conference 2021~ #Key Session

こちらの記事では、2021年6月に開催された「DOORS-BrainPad DX Conference 2021」のKey Session「次世代商人とDX」の内容をご紹介しています。

伊藤忠商事様が進める「共創型アプローチ」のDXと、「地に足をつけたデータ活用」の内実が語られているものです。商社のみならず、DX推進に関心のある多くのビジネスパーソンに興味深い内容となっています。

1位 【前編】伊藤忠商事が掲げる「次世代商人とDX」
~DOORS BrainPad DX Conference 2021~Key Session

2位 金融DXで先行するりそなホールディングス データサイエンスの専門家と共にデジタル変革の自走化を目指す

こちらの記事では、りそなホールディングス様とブレインパッドが進めたデータ活用自走化プロジェクトについて紹介しています。

りそなホールディングス様は金融業界でもDXに積極的に取り組まれており、2020年、2021年と2年連続で経済産業省の「デジタルトランスフォーメーション銘柄」に認定されました。2018年にリリースした「りそなグループアプリ」、「データサイエンス室」の立ち上げなど、データを活用してさまざまな改革を行っています。

全社的なデータ活用に向けた組織運営と人材育成の内容をぜひお読みください。

2位 金融DXで先行するりそなホールディングス
データサイエンスの専門家と共にデジタル変革の自走化を目指す

3位 【前編】材料開発にデータを巡らせるトヨタの「新規事業」~BrainPad DX Conference 2022~ テーマ別 企業DX対談

こちらの記事では、今、大変革期を迎えている自動車業界のリーディングカンパニー・トヨタ自動車がマテリアルズ・インフォマティクスに取り組んだ理由をご紹介しています。

対談形式で、データサイエンスをマテリアルズ・インフォマティクスに取り入れ、新規事業を立ち上げた背景や今後の展開計画についても語っていただきました。

マテリアルズ・インフォマティクスは、ナレッジカテゴリーやニュース・トレンドカテゴリーでも人気のテーマです。

3位 【前編】材料開発にデータを巡らせるトヨタの「新規事業」
~BrainPad DX Conference 2022~ テーマ別 企業DX対談

4位 【前編】「FaaS構想」を推進するアサヒの人材育成~BrainPad DX Conference 2022~テーマ別 企業DX対談

こちらの記事では、アサヒグループジャパン様が手がける人材育成の方針、そしてブレインパッドの支援内容についてご紹介しています。

アサヒグループジャパン様は、飲料業界のトップランナーとしてDX以前から積極的なIT活用・基盤整備を進めていました。経済産業省のIT銘柄やDX銘柄にも選ばれています。

DXが課題として浮上するなかで、経営の中心から改革を進めようという気運が高まり、「価値を生み出す」ことを重視して2020年4月にValue Creation室を立ち上げました。Value Creation室では「人の強化」も担っています。

4位 【前編】「FaaS構想」を推進するアサヒの人材育成
~BrainPad DX Conference 2022~テーマ別 企業DX対談

5位 【前編】経営学者・名和高司氏に聞く、パーパス経営とDX ~フィルターバブルから見出すトランスフォーメーションの鍵~

この記事では、最近よく目にするキーワード「パーパス」について、一橋大学ビジネススクール 国際企業戦略専攻の名和高司教授のお話を紹介しています。

「パーパス」は、DX自体が目的化しがちななかで、経営の目的・羅針盤となりうるキーワードです。名和教授はパーパスを「志」と表現し、「志は資本主義に続く次世代の経営のベースとなる」と主張しておられます。デジタル時代において、パーパス(=志)につながる「セレンディピティ」やマインドについて、前・後編の2回にわたってお届けします。

5位 【前編】経営学者・名和高司氏に聞く、パーパス経営とDX
~フィルターバブルから見出すトランスフォーメーションの鍵~

3.「ニュース・トレンド」ランキングTOP5

「ニュース・トレンド」は、今話題のニュースやトレンドキーワードを読み解くカテゴリーです。ビジネスワードを説明するだけではなく、「DXとどう関連があるのか?」という視点で解説しています。多様なトピックを扱っていますので、気になるタイトルがあればぜひご一読ください。

1位 DX(デジタルトランスフォーメーション)とは何か?意味やIT化との違いをわかりやすく解説。DX推進ポイント、事例など

DXという言葉は概ね浸透してきましたが、データや最新テクノロジーを使ってみたり、業務をデジタル化したりするだけで「DX」と呼称する風潮もいまだ存在します。そのため、DXを推進するためには、DXの正しい定義とプロセスを理解しなければなりません。

こちらの記事では、DXの定義や概要から日本企業の課題、企業に求められること、DXとIT活用の違いまでDXの基本知識を紹介しています。DXに関心を寄せている方は、まずこちらをお読みください。

1位 DX(デジタルトランスフォーメーション)とは?「DX=IT活用」ではない。
正しく理解したいDXの意義と推進のポイント

2位 マテリアルズ・インフォマティクスとは?材料開発・研究を加速させるデータの力

「ナレッジ」や「特集」と同じように、マテリアルズ・インフォマティクスに関する記事も、よく読まれています。「材料開発にAIを活用」と言うのは簡単でも、現場の活用から成果へつなげることは容易ではありません。しかし、マテリアルズ・インフォマティクスのニーズは高まっています。

この記事では、マテリアルズ・インフォマティクスの概要と材料開発の分野が抱える課題、今後の日本政府や企業の取り組みの方向性と、事例についてご紹介しています。

2位 マテリアルズ・インフォマティクスとは?材料開発・研究を加速させるデータの力

3位 DXを実現できないと転落する「2025年の崖」とは?政府の恐れる巨額の経済損失

2025年を目前に、DOORSメディアでもこちらの記事が急上昇しました。すでに転落しつつあるとも言われる「2025年の崖」問題に対して、多くの日本企業では、1日でも早い対策が求められています。

こちらの記事では、経済産業省の「DXレポート」をもとに、「2025年の崖」について基本的な知識から日本企業独自の課題、回避のために企業が進むべき道を紹介しています。

3位 DXを実現できないと転落する「2025年の崖」とは?政府の恐れる巨額の経済損失

4位 リスキリングとは?DX時代の人材育成に必要な考え方と方法論

DX推進を成功させるポイントのひとつに人材育成があります。特定のデータサイエンティストやエンジニアだけでは、DXを推進することはできません。営業やマーケティング、バックオフィスなど、企業全体でデータを活用していく必要があるのです。

しかし、日本企業では全体的にDX人材が不足しています。そこで重要なのが、既存社員がDXに対応できるよう育成する「リスキリング」です。

この記事では、リスキリングの概要や方法、仕組み作りのポイントなどについて紹介しています。

4位 リスキリングとは?DX時代の人材育成に必要な考え方と方法論

5位 運送業界の「2024年問題」とは?業界の現状から考える解決法

トラック運送業界では「2024年問題」が大きな課題になっています。2024年に施行される2つの法律により、ドライバー不足がさらに深刻化すると予測されているのです。

しかし、すでに業界の努力だけで解決できる範囲を超えています。ドライバーや業界だけでなく荷主にも理解を求めていかなければなりません。

この記事では、「2024年問題」の概要とトラック運送業界の現状、業界の「2024年問題」対策などを紹介しています。

5位 運送業界の「2024年問題」とは?業界の現状から考える解決法

4.まとめ

2022年の傾向として、「ナレッジ」カテゴリーでは数理最適化、マテリアルズ・インフォマティクス、ダイナミック・プライシングなどの技術的な記事がよく読まれています。

「特集」カテゴリーでは、伊藤忠商事やりそなホールディングス、アサヒグループジャパンなど、DXを推進する上での具体的な指針となる企業の事例を紹介するインタビュー記事が人気です。

「ニュース・トレンド」カテゴリーでは、DXの概要など基礎的な記事だけでなく、マテリアル・インフォマティクスやリスキリングなど、実務的な課題に対する記事も読まれています。

全体的に、DXの概要を押さえた上で、実践的・具体的な記事をもとに腰を据えてDXに取り組もうという姿勢がうかがえます。

ブレインパッドは、現場のDX推進プロジェクトを長年支援してきた豊富な経験に基づき、実践的な情報提供を今後も続けてまいります。今後もよろしくお願いいたします。

▼DXの定義や意味をより深く知りたい方はこちらもご覧ください
「DX=IT活用」ではない!正しく理解したいDX(デジタル・トランスフォーメーション)とは?意義と推進のポイント


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2004年の創業以来、「データ活用の促進を通じて持続可能な未来をつくる」をミッションに掲げ、データの可能性をまっすぐに信じてきたブレインパッドは、データ活用を核としたDX実践経験により、あらゆる社会課題や業界、企業の課題解決に貢献してきました。 そのため、「DXの核心はデータ活用」にあり、日々蓄積されるデータをうまく活用し、データドリブン経営に舵を切ることであると私達は考えています。

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